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ナポリ、インテル戦前に6失点 コンテ「新戦力が多すぎる。一体感を取り戻せ」

PSVにまさかの大敗

21日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第3戦でナポリはPSVと対戦し、敵地で2−6とまさかの大敗を喫した。アントニオ・コンテ監督が、今季の難しさを語り、チームに苦言を呈した。

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トリノ戦に続いて2連敗

セリエA第7節トリノ戦で敗れていたナポリは、31分にスコット・マクトミネイのゴールで先制した。しかし、その直後にイバン・ペリシッチのクロスからアレッサンドロ・ボンジョルノがオウンゴールをして同点に追いつかれると、さらにサム・ブーケマのミスから逆転を許す。

後半は挽回を目指して力強く入ったものの、立ち上がりにデニス・マンのゴールでリードをひろげられると、ナポリはその後立ち直れず。76分にはロレンツォ・ルッカが抗議で一発退場となり、その後も失点を重ねて大敗した。

ナポリがUEFAの大会で6失点するのはクラブ史上初めて。また、イタリア国内でも1997年12月のサンプドリア戦(セリエA)の3−6以来の出来事だという。

ナポリはリーグフェーズ3試合で2敗目。昨季はシーズンを通して5敗だったが、今季はすでに4敗している。

コンテ「昨季は全員が限界を超えていた」

コンテ監督は試合後の会見と『スカイ』のインタビューで、現状に苦言を呈した。

「私はこれまで、あらゆる形で言い続けてきたが、もうやめにする。聞く耳を持たない人間には、何を言っても無駄だ。表面的なことばかり言うものがいる。ナポリという街にそうしている。だがこの街には、真実を伝えなければならない」

「我々が本当に成長し、ナポリを誇らしくさせる何かを築きたいのであれば、昨季あった精神、一体感を取り戻さなければならない。個人の目標やエゴではなく、ナポリという一つのビジョンのためにやらなければならない。ナポリのために。誰か個人のためではなく、ナポリのためにだ」

「失望している。こうした状況は偶然には起こらない。起きたことをしっかり受け止めて、流れを変える必要がある。昨季は全員が限界を超えて、信じられないリーグ優勝を成し遂げた。チームはひとつだった」

「今季はCLを戦うために9人の選手を加えたが、それは多すぎた。強いられた補強だった。こうなることは覚悟していた。CLのレベルはこの通りだ。やるべきことはたくさんある。ただ、いくら働いても、相当なエネルギーが必要になる」

「私は毎日選手たちを見ている。言い訳をするつもりはないが、状況を見ていると、今季が非常に難しいシーズンになると感じている」

「人数が多くなれば、化学反応が必要だ。そのための時間がいる。我々は補強をしなければならなかった。昨季はギリギリのスカッドで、よくやったと思う。ただ、今は時間と忍耐が必要だ。全員が自分を見つめ直さなければならない。ベテランも含めてだ」

「責任は私が取る。ただ、合宿の初日から『今季は厳しい年になる』とずっと言ってきた。私はできる限り正直に話している」

「フィジカルも、精神的なエネルギーも取り戻す必要がある。4人の中盤を共存させる形もようやく始まった。良いと言われたかと思えば、次はすぐに全部ダメだと言われる。戦術を変えろとも言われるが、今の状況では攻撃的なウイングを2人置くわけにもいかず、かといって中盤の1人を犠牲にするのもフェアではない」

https://twitter.com/PSV/status/1980739524188660058

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