インテルは対ガスペリーニ9連勝
インテルは18日に行われたセリエA第7節でローマと対戦し、敵地で1−0の勝利を収めた。インテルは開始8分にアンジェ=ヨアン・ボニーのゴールで先制すると、前半を完全に支配。後半は立ち上がりからローマに攻め込まれる時間が続いたが、守備陣の奮闘もあって無失点で耐え抜き、貴重な勝ち点3を手にした。
インテルの主な選手採点を紹介する。
Mad in Italy|イタリアの“遊び心”をまとうメガネとサングラスの哲学【イタリア企業とコラボ】インテル、ローマ戦の主な採点
ヤン・ゾマー
FcInterNews:6.5 – 前半はほとんど出番がなかったが、後半は一転して大忙し。ディバラのFKをセーブし、スレやドフビクのシュートも正面でしっかり対応。CKで飛び出しのミスがあったが、結果的に失点には至らず。試合を通して集中力を保ち、クリーンシートに貢献した。
TMW:6.5 – 前半は静かな時間を過ごすが、後半はディバラのシュートに対する重要なセーブや、一度の飛び出しミスを除けば安定したパフォーマンスを披露。
フランチェスコ・アチェルビ
FcInterNews:7 – 試合の約1時間、相手に明確なセンターフォワードがいなかったこともあり、ポジションを崩さず冷静に対応。後半にドフビクが投入されてからは激しい1対1の場面が増えるが、一歩も引かず対処。チェリクの好位置からのシュートも体を張ってブロックし、守備の要として機能した。
TMW:6.5 – フィジカルと空中戦の強さを見せる。ディバラに一度抜かれる場面はあったが、大きな破綻にはつながらず、安定した守備を披露した。
ヘンリク・ムヒタリャン
FcInterNews:7 – 自陣では完璧なポジショニングとボール奪取で大きく貢献。一方で、敵陣では精度を欠き、チャンスを逃す場面も。しかし、試合終盤まで運動量は衰えず、全体のリズムが落ちた時間帯でもギアを上げ続けた。フラッテージのアシストからのシュートは惜しくもポストに嫌われた。
TMW:6 – 前半にバストーニからのボールを受けて決定機を得るが、シュートミス。終盤にもチャンスを逸するが、守備面での貢献は大きく、粘り強いプレーでチームを支えた。
ニコロ・バレッラ
FcInterNews:6.5 – クレモネーゼ戦に続き、ボニーへのスルーパスで決定機を演出。イタリア代表での疲労を感じさせない運動量で、中盤の幅広いエリアをカバーした。守備にも貢献しながら、攻撃時には右サイドで推進力を発揮。
TMW:7 – 守備と攻撃を高次元で両立。開始6分には縦パスでボニーの先制ゴールを導くなど、攻守のリンクマンとして機能。ドゥンフリースへのスルーパスも見事で、試合を通じて存在感を放った。
アンジェ=ヨアン・ボニー
FcInterNews:6.5 – テュラム不在の中、代役として十分なパフォーマンス。動き出しやプレーの選択は同郷の先輩を彷彿とさせ、前線からの守備にも積極的。オフサイドぎりぎりのタイミングで抜け出して貴重な先制ゴールを決めた。時折プレーに間が空くが、ボールが入れば確実に仕事を試みる。
TMW:7 – 試合序盤にゴールを決め、攻撃の主役に。スピードとパワーで相手DFを苦しめ、見ていて楽しいプレーを披露。途中出場が多い中、カンピオナートですでに3ゴール3アシストを記録している。
ラウタロ・マルティネス
FcInterNews:6 – 試合開始早々にイエローカードを受けるが、その後はボニーとの連係を重視しながら前線で体を張る。ターンしてボールを収める場面もあり、攻撃の起点として貢献。ただし、決定的な場面での精度を欠き、ゴールには絡めなかった。
TMW:5.5 – 序盤に不要なカードを受け、やや空回り気味。ボニーとのコンビネーションや守備への献身は評価されるが、ゴール前での存在感は乏しく、ほとんどチャンスを作れなかった。
クリスティアン・キヴ監督
FcInterNews:7 – 選手として名を馳せたローマの地で、監督として見事な采配。限られた準備期間の中でチームに明確な狙いを与え、前半のボニーのゴールで試合を優位に運ぶ。後半に相手の圧力が増しても冷静に対応し、ピッチサイドからの指示で選手たちを落ち着かせた。
TMW:7 – 代表戦明けとは思えないほどチームにまとまりがあり、試合を通して縦への意識と守備の安定感を保った。交代策も的中し、終盤のローマの猛攻をしのぎ切って勝利。暫定ながら首位に立つ結果をもたらした。