ピオ・エスポジトには「舞台に上がった以上、踊らなければならない」
インテルは18日のセリエA第7節でローマと対戦する。クリスティアン・キヴ監督が試合前日会見で報道陣の質問に答えた。
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「代表から戻ってきた選手たちは問題なく、良い状態だった。もちろん、多くの時間プレーした選手もいたので、何日か多く休みを与えた。我々は彼らをしっかりマネジメントして、明日ベストな状態で臨めるようにした」
明日はヨーロッパで最も堅い守備陣と対戦する
「私がローマについて評価しているのは、ラニエリの仕事を継続できたことだ。その上でガスペリーニがマンツーマンの守備を加えたことで、しっかりとしたバランスを見つけた。堅実さを保ちながら、守備をうまく構築している。試合の流れを読む力もある。加えてスヴィラールが非常に良いパフォーマンスをしている。我々は、相手が隙を見せたときにどう対応すべきか、冷静さと強さを持って判断しなければならない。相手の組織的な守備にダメージを与えるために、賢くならなければならない」
FWはピオ・エスポジトよりもボニーか
「我々には優れたストライカーが3人いて、誰でも相手に関係なくその役割を果たすことができる。必要であれば即興でも対応できる」
インテルにとって重要な3連戦になる
「クレモネーゼ戦のような、闘志と決意を持ったパフォーマンスから再スタートしたい。我々はその勢いを持続させ、自分たちの強みを把握しなければならない」
「我々は試合の重要性を理解しており、どの試合も決勝のつもりで臨むことを学んできた。相手の格に関係なく、自分たちに集中して、主導権を握る姿勢を貫きたい。すべての舞台で食らいついていきたい。我々のチームにはクオリティと価値があり、どこまでも進める力がある」
ガスペリーニと再会
「短い経験だったが、非常に良い印象を受けたし、それはその後の年月でも確信に変わった。ベルガモでは彼がサッカーを革新し、我々みんなが彼の哲学に影響を受けた。今でも変わらず、私の敬意と称賛を受けている」
「別のインタビューでも話したが、彼のもとで過ごしたプレシーズンは、私のキャリアでも最高に感じた準備だった。彼はあの有名な3-4-2-1のシステムを試し、私は左のセンターバックを務めていた。楽しかったが結果は出なかった。彼は早々に解任されたが、その後、自分の価値とアイディアを証明した。今、彼が若い指導者たちのモデルとなっているのはうれしいことだ」
ガスペリーニから具体的に何を学んだか?
「このような形でサッカーを解釈すること。彼の勇気がヨーロッパリーグでの成功につながった。多くの指導者にとって新しいアプローチだったし、誰もやろうとしなかったことを彼は見せてくれた。彼のトレーニングスタイルは独特で、私もそこから学び、自分自身の信念とともに進化させてきた。ガスペリーニのような優れた指導者からは常に学ぶべきだ」
ピオ・エスポジトへの期待が過剰では?
「良い質問だね。彼はインテルと代表でプレーしており、プレッシャーはついて回るものだ。意味のない比較があるのは不快だが、ピオは大きな個性と強いメンタリティを持っている。時には優しく、時には厳しく接しながら、国際サッカーの要求に適応していかなければならない」
「忘れてはいけないのは、彼はわずか2カ月で人生が一変した若者だということだ。彼自身が望んでいたことだし、もう舞台に上がったのだから踊らなければならない。ミスを受け入れながら、成長への意欲を持ち続けることが大事だ」
ヤン・ゾマーは出場するのか、テュラムの復帰時期は?
「ゾマーは出場する。テュラムについてはまだ分からない」
ローマに戻ることはどんな意味を持つか?
「私はローマで4年間を過ごした。22歳で世界最高のリーグに来た。カペッロが私を望んでいて、彼のもとでプレーした。その後もスパレッティ、フェラー、プランデッリ、コンティ、デルネーリといった多くの名将と働いた。イタリアに恋をしたのはこの4年間のおかげだ。この国は私に多くのものを与えてくれた。今もここにいられることに感謝している。ローマでは人としてもアスリートとしても成長することができた」