ボニーは控えめ?
インテルは10日、アトレティコ・マドリーとフレンドリーマッチを行った。試合は1−1で終了し、PK戦でアトレティコ・マドリーが勝利している。
Mad in Italy|イタリアの“遊び心”をまとうメガネとサングラスの哲学【イタリア企業とコラボ】互いに多くの主力を代表招集で欠く中、インテルはヤン・ビセック、フランチェスコ・アチェルビ、ヘンリク・ムヒタリャン、マッテオ・ダルミアン、アンジェ=ヨアン・ボニーらを起用。アンディ・ディウフ、ルイス・エンヒキなど普段出番が少ない選手に加え、レオナルド・ボヴォ、リチ・アグボニーフォ、マッテオ・スピナッチェらU-23の選手も起用された。
立ち上がりはアトレティコが主導権を握り、インテルは立て続けにピンチを迎えた。35分にはマルティンの左足のシュートで先制を許す。
それでも後半に入って59分、ムヒタリャンのCKにビセックがヘディングで合わせ、同点に追いつき、試合は1−1で終了し、PKで敗れている。
両クラブは11月26日に再戦予定。UEFAチャンピオンズリーグでは、まったく違った強度の真剣勝負になるはずだ。
アピールしたのは?
多くの選手を欠いたインテルにおいて、クリスティアン・キヴ監督はさまざまな選手を試すことができた。『FcInterNews』が、注目選手たちのパフォーマンスを評価している。
高評価
レオナルド・ボヴォ
周囲の人々にとってはほとんど迷惑にすら感じられるようなテストマッチだったが、ヴェッキ監督の若きレジスタにとっては、忘れがたい夜となり、彼はその舞台にふさわしいパフォーマンスで自らを称えた。
とくに細かい部分で秩序立ったプレーを見せ、中盤の定位置を保ちながら、仲間たちからも大きな信頼を寄せられた。彼の目には、大舞台で主役を張れることへの子どものような熱狂が宿っていた。プレーはシンプルで、それこそが求められていたことだった。
リキ・アグボニーフォ
試合終盤にボニーに代わって投入され、短時間でボニー以上の働きを見せた。
とくに印象的だったのは、何もないところから最大のチャンスを作り出した場面。相手からボールを奪ったまではよかったが、シュートはムッソに当たってしまった。もし数回のこぼれ球争いに勝てていれば、間違いなくゴールに直進していただろう。
ジョゼップ・マルティネス
ゾマーの体調不良により、この一戦で先発の座が回ってきた。相手は控え中心とはいえ、攻撃面ではしっかりチャンスを作れるチームだった。
彼は良いパフォーマンスを見せた。チアゴ・アルマダの仕掛けに対して、2度も鋭い反応を見せ、その他の場面でも適切な位置取りで対応していた。
低評価
ルイス・エンヒキ
見せ場をほとんど与えることなく、チャンスを無駄にしたり、判断ミスを重ねたりする場面が目立った。守備面でも評価は上がらず、唯一記憶に残るのは、マルティンがターンして先制点を決めた場面でパラシオスを助けようとした対応くらい。不思議なことに、右サイドに移った後のほうが若干良く見えたが、それでも決定的な仕事はできなかった。PK戦でもシュートを外してしまったが、それは最も大きな問題ではない。
アンジェ=ヨアン・ボニー
おそらく来週土曜日の試合を見据えて、マルクス・テュラムの出場がいまだにかなり不確かなことから、無理をしないように、あるいはおとなしくしておくようにという助言があったのだろう。
もし本当にそうだとすれば、彼はその通りに実践しており、「自己管理の鑑」と言っていい。リスクを避けてコンディションを温存するために最善を尽くしていた。