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25/26セリエA:今季も給料総額トップはインテル!ナポリは4割上昇、ユヴェントスは想定外

ローマも1億ユーロ超、ミランは節約

『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は9日、2025/26シーズンのセリエA主要クラブの年俸にフォーカスした。

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トップはインテル

セリエAで最もチームの総年俸が高いのは昨季に続いてインテルで、1億3730万ユーロとなっている。

それでも、昨季に比べると560万ユーロの節約となっている。マルコ・アルナウトビッチ、ホアキン・コレア、メフディ・タレミといったベテランが退団した一方で、アンジェ=ヨアン・ボニーやフランチェスコ・ピオ・エスポジト、ペタル・スチッチなど、年俸が比較的安い若手が加わったことが大きく影響している。

ナポリが急上昇

2位はナポリの1億3300万ユーロで、こちらは前季比で4100万ユーロの急上昇だ。

こちらは昨季はUEFAチャンピオンズリーグに出場していなかったものの、2024/25シーズンのカンピオナートで優勝し、選手層の増強が求められた。

そこに、年俸550万ユーロ+ボーナスのケヴィン・デ・ブライネのようなビッグネームを迎え、さらにラスムス・ホイルンドも加入し、前季から約40%のアップとなった。

ユヴェントスは微増

3番手はユヴェントスで、1億3100万ユーロとなった。だが、こちらはナポリとは状況が異なる増加と言える。

意図的に支出を増やしたナポリに対して、ユヴェントスは放出戦略が失敗した。

クラブとの契約が残り1年のドゥシャン・ブラホビッチはこの夏に手放す予定だったが、新天地が見つからず、セリエA最高年俸1200万ユーロを支払い続けることになった。

そのブラホビッチが結果を残している点は好材料だが、税引き前の年俸が2200万ユーロを超えるため、クラブの財政にとっては明らかに大きな負担となっている。早くも冬の市場で放出の噂も出ており、今後もパフォーマンスに注目が集まるだろう。

ローマは増加

ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督の就任に伴って積極補強を行ったローマは、前季から1350万ユーロの増加で1億750万ユーロとなった。

リーグで3番目の高給取りであるパウロ・ディバラ(800万ユーロ)などの存在が大きい。

シーズンスタートは上々で、ここまで5勝1敗で、首位ナポリと勝ち点で並んでいる。

ミランは節約上手?

ミランはチームの給料総額が9500万ユーロで5位となった。

昨季のチームからはテオ・エルナンデスが放出され、さらにイスマエル・ベナセルやヤシン・アドリといった構想外の選手も移籍した結果、前季から1000万ユーロの節約につながっている。

また、チーム最高年俸のラファエル・レオンでも550万ユーロ+ボーナスという条件のため、セリエAの強豪の中では比較的コストを抑えられている。

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