オランダメディアのインタビューで語る
オランダ代表に招集されているインテルのデンゼル・ドゥンフリースが、『De Volkskrant』のインタビューに応じた。『FcInterNews』がその内容を伝えている。
Mad in Italy|イタリアの“遊び心”をまとうメガネとサングラスの哲学【イタリア企業とコラボ】かつてはインテルであまり信頼されなかったドゥンフリースだが、近年は不可欠な選手に成長した。2025年のバロンドール投票では、25位にランクイン。インテル勢では、ラウタロ・マルティネス(20位)に次ぐ高い評価を受けた。
ドゥンフリースは、自らのキャリアについてこう振り返っている。
「キャリアを振り返ると、最近のバロンドールセレモニーの後のように、私は自分自身を誇りに思っている。僕のコーチの一人、アレックス・パストールから、その瞬間を楽しみ、自分の結果を誇りに思うことを学んだ」
「それは常に簡単ではない。視野を広げることは良いことだ。例えば、インテルでの3年間で2回のUEFAチャンピオンズリーグ決勝進出は、僕を非常に誇りに思わせる」
「僕のメンタリティは長い間こうだった。病気になってはいけない、ケガもしてはいけない、やりたいことも我慢しなければならない。頂点では、常に自分自身に規律と厳格さの基準を適用しなければいけないね。でも、僕はこれで全然良い。4月に30歳になるけど、まだ達成したい目標があるんだ」
バロンドールでの25位ランクインも、まさに快挙と言えるだろう。
「あのセレモニーも特別だった。バロンドールのリストに入っただけはじゃなくて、順位でアーリング・ハーランドの上だったんだ。素晴らしいシーズンだったと言える」
「でも、同時に何を改善できるかを考える必要がある。DFの僕が、これ以上ゴールやアシストを増やすのは現実的ではない。ほぼ不可能だ。もっとビルドアップに関与するとか、組み立てからかかわるようにしたいね」
また、インテルにあってオランダ代表に足りない要素も指摘した。
「アルゼンチン代表は、勝つためになんでもするチームだ。僕たちはちょっとクリーンすぎる」
「たとえば、相手の攻撃を止めるファウルだね。リスクの少ないエリアでファウルをするのは、試合全体で成功をつかむ可能性がある」
「インテルはその点でエキスパートだ。特定のエリアでファウルをした方が、別のところでファウルをするよりも良い。インテルはファウルをすること、限界を少し超えることにためらいがない。代表ももっとそうしていくべきだと思う」