アタランタ戦でスタンコビッチ&オルドニェスをチェック
インテルは9月30日、UEFAチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第2戦でスラヴィア・プラハと対戦し、3−0で快勝した。ミラノでスタジアムが熱狂する中、ベルガモではインテルのスカウトが目を光らせていたという。
『トゥットスポルト』によれば、インテルのスカウトは同日行われたアタランタ対クラブ・ブルッヘを視察していた。
主なターゲットは、今夏に買い戻しオプション付きで放出したアレクサンダル・スタンコビッチと、以前から注目されているホエル・オルドニェスの2人だったとされる。
チャルハノールの後釜候補
20歳のスタンコビッチは、新天地ですでにレギュラーの座をつかみ、評価を高めている。翌日付の『ガゼッタ・デッロ・スポルト』はアタランタ戦のパフォーマンスに6の及第点を与え、「前半はコスヌに対して賢くカバーした」と評していた。近くセルビア代表からの招集があるとの報道も出ている。
一方のインテルでは、今季もハカン・チャルハノールが中盤で存在感を示している。しかし契約は残り2年を切っており、遅かれ早かれ後継者を探す必要があるのも事実だ。
インテルは2026年なら2300万ユーロ、2027年からは2500万ユーロでスタンコビッチを買い戻せる契約を結んでおり、その成長を注視している。
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将来のCB候補
オルドニェスは、以前からインテルが関心を寄せていると報じられてきた21歳のエクアドル人DFで、この日のアタランタ戦でも視察対象となっていた。
ただ、すでにクラブ・ブルッヘの評価額は3000万ユーロに達しているとのことで、獲得には大金が必要となる。夏にミランがアルドン・ヤシャリの獲得に手こずったことからも分かるとおり、クラブ・ブルッヘとの交渉が簡単ではないことも明らかで、現時点で実現の可能性は高くない。
『ガゼッタ』によるアタランタ戦の採点は5.5。「ルックマンに切れ味がなく、仕事は多くなかったが、失点場面ではパシャリッチを見失った」と評されている。評価はやや低めで、スカウト陣のレポートも決して好意的なものではなかった可能性がある。