カリアリに快勝したインテル
インテルは27日、セリエA第5節でカリアリと対戦し、敵地で2−0の勝利を収めた。クリスティアン・キヴ監督が試合後の会見と『DAZNイタリア』『スカイ』で残したコメントを『FcInterNews』が伝えている。
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カリアリのシステム変更
「相手がいて、試合を難しくすることもある。彼らは途中でシステムを変えてきて、そこは我々も驚かされた。我々は別の形で準備していたが、原則は変わらなかった」
「試合の序盤で先制できたのは良かったが、残念ながらその後なかなか試合を決められなかったね。相手は勇気を持って前に出てきて、勢いをつけて攻撃的な選手を入れてきたので苦しい時間もあった。それでも最後までやり切り、パフォーマンスにも勝利にも満足している」
フランチェスコ・ピオ・エスポジトへの称賛が大きすぎるのでは?
「落ち着いていかないといけない。彼は2005年生まれだということを忘れてはいけない。今やっているように働き続ける必要があるし、将来は明るいだ。優れた選手であることは誰もが認めているが、地に足をつけて、仕事を続けなければならない」
「3カ月前に私は、彼が私を驚かせていると話した。よく知っている私でさえ、そう感じているからだ。でも、過度な期待は危険だ。彼はチームのためにプレーし、恐れを知らず、ゴール前では冷静だ。ゴールを決めてくれてうれしく思う」
ピオ・エスポジトは何点取れる?
「落ち着いていかないといけない。彼は2005年生まれだ。過度な期待を持つべきではない。ここに来てから彼は常に良く練習し、何も間違っていないし、メンタル面でもしっかりしている。ただ急ぎすぎれば潰してしまうリスクがある。それはインテルも望まないし、将来を享受できるイタリアにとっても良くない」
失点の危険はセットプレーの場面だけだったが?
「我々も2回ポストに当てている。そちらの話をしたいくらいだ。カリアリは欧州で最も高さのあるチームだと思う。彼らのセットプレーの強さは分かっていた。我々も高さを加えたが、交代で少し低くなった。最終的にはうまく守れたし、無失点で終えることが重要だった」
前半35分間、中盤が最高の出来だったのでは?
「彼ら(バレッラ、チャルハノール、ムヒタリャン)がどんな選手かは分かっている。質と経験を持ち、それを前半で見せてくれた。ワンタッチプレーに守備でのアグレッシブさもあった。質は十分だし、ディウフ、ジエリンスキ、フラッテージ、スチッチも同様に優れている。私は相手や“メリトクラシー(実力主義)”に応じて多くの選択肢を持っている。選ぶのに困るほどだ」
バレッラとムヒタリャンは前線に近い位置で攻撃を助け、チャルハノールはシュートを多く打っていた。これも新しいインテルの形か?
「相手がどこまで許すかを理解しないといけない。サポートを与えるときもあれば、もう一つポジションを回すとき、あるいは裏に抜けるときもある。ただし、常に相手との駆け引きがある。フィールドには必ず相手がいるからだ。原則は常に尊重しなければならない。中盤の選手たちはその瞬間を理解し、何をすべきかを分かっている。彼らには経験と価値があり、多くのことができる」
モナコでの大敗後、選手たちは少し迷い、自信が失われているように見えた。だが今日は強さと自信を取り戻したようだ。あの記憶はもう消えたのか
「メンタルの落ち着きやモチベーションは非常に大切だし、過去の傷を塞ぐことも重要だ。選手たちはすぐにその姿を見せてくれた。簡単ではなかったが、彼らは自らを捧げ、今は自分たちがどういう存在かを証明している。だから私はこのグループを守らなければならないと言っている」
「多くの人は昨シーズンの我々を忘れてしまい、今は守ってくれる人は少ない。それでも我々には自分たちの強さへの自覚がある。新しい選手たちもそれを示してくれており、私を起用の面で悩ませるほどだ。チームは成長しており、常に前を向く自信を得ている。強いチームだと示すために最大限を尽くしていく必要がある」
ペポ・マルティネスを起用した理由は?
「彼やヤン・ゾマーとは明確に話をしていた。代表ウィークの前にそういう議論をしていて、どうなるかは分かっていた。将来についてはそのときに決めればいい。ただゾマーがナンバー1であることに変わりはない。シーズンは長いから全員に出場機会が訪れる」
若手を含め、すでに全員のFWがゴールを決めている
「全てのFWがゴールを決めてくれてうれしい。彼らはさらにチームを助けてくれるだろう。ストライカーにとって最も大事なのは、ゴールで幸せになり、そしてチームを助けることだ」