ジョゼップ・マルティネス、ルイス・エンヒキらの評価は
インテルは27日、セリエA第5節でカリアリと対戦し、敵地で2−0の勝利を収めた。イタリアメディアの選手採点を紹介する。
インテル、主な採点
ジョゼップ・マルティネス
FcInterNews:6 – 唯一の危機はフォロルンショのヘディング。フリーで合わせられたが、ポスト直撃で失点を免れた。スペイン人GKは届いていたかもしれないが…。試合を通じてはビルドアップの一員として足元での仕事が中心。唯一の実質的なセーブはベロッティへの飛び出しだったが、接触で相手が負傷。
TMW:6 – 実際にセーブする機会はなかったが、飛び出しの判断が的確で、危険な場面を事前に潰していた。
ルイス・エンヒキ
FcInterNews:6 – 初先発で立ち上がりはかたさが見られ、最初のデュエルでは弱さを見せた。スローインでも対応ミスがあり、バレッラへのパスも精度を欠いた。その後は試合に順応し、シンプルなプレーに徹して安定感を見せたが、攻撃面では期待されたインパクトは残せなかった。
TMW:6 – 守備では問題なかったが、攻撃面では1対1の仕掛けやクロスの場面が少なく、物足りない内容。
ニコロ・バレッラ
FcInterNews:6 – 地元カリアリ相手にも特別な感情は見られず、普段通りのプレー。好プレーと判断ミスが混在したが、全体的には中盤での献身的な働きが光った。
TMW:6 – 地元カリアリでのプレーに気持ちが入っており、前半は軽快なワンタッチプレーを披露。ただし、後半はやや苛立ちが見られ、イエローカードを受けて交代。
→64分ダヴィデ・フラッテージ
FcInterNews:6 – チームが押し込まれ始めた難しい時間帯に投入され、ボールを追い回して相手のパス回しを邪魔しつつ、自ら前進させる役割を担った。得意の形からゴールを狙ったが、ゴールライン上でイドリッシに阻まれ、惜しくも得点ならず。
TMW:6 – 攻撃的なポジションに張ることを優先しすぎて組み立てへの関与が減り、チームの流れを妨げる面もあった。それでも前線では鋭く、ゴールに迫る場面も。
ハカン・チャルハノール
FcInterNews:7 – 試合開始からボールに多く関わり、38分までミスなし。身体的にも技術的にも自信を持っており、相手のプレッシャーをかわす上質なタッチを連発。味方は彼にボールを預けることで安心して動けていた。ポスト直撃の惜しいシュートもあったが、最終的には見事な展開で追加点の起点に。
TMW:7 – 前半は試合のテンポを完全に支配。後半は若干運動量が落ちたが、それでもポストを叩く惜しいシュートを放ち、試合を通じて最も走った選手だった。
ラウタロ・マルティネス
FcInterNews:7 – 立ち上がりに得点。バストーニのクロスに頭で合わせ、カリアリ戦の“お得意様”ぶりを再確認させた。背中の痛みは完全に克服した様子で、ミナとのフィジカルバトルにも燃えていた。ポストプレーやターンからの創造性もあり、後半はよりチームプレーに徹していた。
TMW:7 – これで5試合で2ゴール(うち4試合が先発)。開始直後のゴールで勢いをつけ、試合を通じてボールを収めて味方を活かす動きが光った。
→64分フランチェスコ・ピオ・エスポジト
FcInterNews:6.5 – チームが押し込まれた展開で投入され、前線で体を張ってボールをキープし、ファウルをもらうなど流れを引き戻した。チャルハノールの展開から決定的なゴールを決め、采配に応えた。
TMW:7 – ピッチに入るや否や、熟練のストライカーのような動きでチームに貢献。自身初のセリエAゴールを決め、歓喜の瞬間を迎えた。
クリスティアン・キヴ監督
FcInterNews:6.5 – 圧倒的にゲームを支配しながらも得点が少なく、またしてもヒヤリとさせられた展開だった。とはいえ、チームのクオリティは明らかで、ディマルコとエスポジトの投入が結果につながった点は高評価。フォロルンショのポストに救われた面はあるが、全体的には正しい方向に進んでいる。
TMW:6.5 – 序盤から試合を支配しながら、決定機を逃し続けたことで終盤の苦戦も予想されたが、今回はしっかり勝ち切った。これで3連勝。チームに落ち着きを取り戻すための大きな勝利となった。