インザーギとの違いをイタリア紙が分析
インテルはセリエA第3節でユヴェントスに敗れ、開幕から3試合で1勝2敗と出遅れた。『コッリエレ・デッラ・セーラ』は、クリスティアン・キヴ監督の問題点を指摘している。
Mad in Italy|イタリアの“遊び心”をまとうメガネとサングラスの哲学【イタリア企業とコラボ】同紙は、現在のインテルに欠けているものが「闘志」だとし、これをもたらすことがキヴ監督の課題だとした。
シモーネ・インザーギ前監督は、緊張感が必要な局面こそ、ピッチサイドを駆け、身振り手振りでチームを鼓舞し、時には退席処分を受けることもあった。そのスタイルで多くのトロフィーをもたらしたとしている。
一方でキヴ監督は、テクニカルエリアを尊重し、感情を爆発させることは少なく、「チームをたきつける方法を見つけなければいけない」と指摘した。
それでも、ジュゼッペ・マロッタ会長はキヴ監督に寛容な姿勢だという。
ただし、これは自身の決断を正当化する意味合いもあるとみられる。インテルがセスク・ファブレガスを狙っていたことは公に知られている。それでも招へいした若手指揮官に対は「第2候補ではなかった」と繰り返しており、それを態度で示すつもりでいる。