イタリアダービーで弟との談笑は許されるのか?
インテルは13日に行われたセリエA第3節でユヴェントスに敗れた。この試合後、マルクス・テュラムのある“振る舞い”がアメリカでも注目を集めている。『CBS Sport Golazo』の報道を『TMW』が取り上げた。
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マルクス・テュラムはこの試合で好パフォーマンスを見せて、ゴールも決めた。その一方で、弟ケフラン・テュラムとのやりとりにはファンの間でもさまざまな意見がある。
自身が得点を決めたシーンでは笑顔を見せずにゴールパフォーマンスをした一方で、弟の得点を祝福していたようにも見えた。後半アディショナルタイムにVARでゴールシーンを確認しているときも、ケフランと笑顔で話している様子が映っていた。
『CBS Sport Golazo』は、テュラムのその行動に注目し、「あの場面で笑うのは適切ではなかった。インテルはどうしても違う結果が必要だった。サポーターの反応は理解できる。そうした行動は、ロッカールームや家族の中でするべきもので、ピッチ上で、しかも敗戦が目前という場面でやることではない」とコメントした。
さらに、「監督やスタッフ、特にわざわざトリノまで応援に来たサポーターたちが良い気持ちをしなかったのは当然だ。選手は、重要な局面では真剣な態度を見せるべきだ。人々はチームを応援するために、感情的にも経済的にも多くを投資している。だからこそ、結果が出ないときには、ふさわしい態度で敬意を示す必要がある。笑うことを禁じているのではなく、場面を選ぶべきだということだ。あの瞬間は、その時ではなかった。だからこそ、サポーターたちの反応はまったくもって理解できることなのだ」と語られた。