インテルとの「また会おう」は、現実的なシナリオ
バンジャマン・パヴァールは移籍市場最終日にインテルからマルセイユへ移籍した。この舞台裏を『FcInterNews』が伝えている。
同メディアによると、パヴァールがマルセイユからの関心を知ったのは、実際に移籍市場の最終日だった。
パヴァールがマルセイユ行きにすぐ了承したのは、UEFAチャンピオンズリーグで主力としてプレーできる可能性が高いとみたのが大きな要因となったようだ。
パヴァールは2026年のFIFAワールドカップに臨むフランス代表に呼ばれるため、ディディエ・デシャン監督の近くでアピールするために、マルセイユは最適な環境だと考え、移籍を受け入れることにしたという。
そして、これが可能になったのは、アドリアン・ラビオのミラン移籍のようだ。
高給取りだったラビオが期限ぎりぎりで放出となったことで、マルセイユはパヴァールを迎えることが可能になり、一気に交渉が進んだ。
パヴァールはインテルを離れる際、SNSで「インテルは永遠だ。これは別れじゃない、また会おう、だよ」と記していたが、これはただの社交辞令ではない。
パヴァールの移籍はレンタルで、完全移籍オプションは1500万ユーロとなっている。これが行使される可能性もあるが、そうはならなくても1年間フランスで活躍し、ワールドカップでプレーしたあとでインテルに戻ってくるというのも決して突飛な話ではなく、現実的なシナリオとして捉えられている。