コミュニティもよろしくお願いします【Discordはこちら】

キヴ「正しい伝えられなかったかも」 初黒星に反省

「いつまでも構築中というわけにはいかない」

インテルは8月31日にセリエA第2節でウディネーゼと対戦し、ホームで1-2の敗戦を喫した。クリスティアン・キヴ監督が試合後の会見と『DAZNイタリア』のインタビューでコメントを残した。

【インテル採点】ウディネーゼ戦

「試合の入りは良かったが、スムーズさを欠き、正しいプレーを見つけられなかった。最初の難しい場面でPKを与えてしまい、そこから冷静さとモチベーションを失ってしまったのが見て取れた。後半はもっと意欲や気迫、良いプレーが見られたが、時間が経つにつれてまた冷静さを失い、エリア内でのチャンスも生かすことができなかった」

ハーフタイムには何を伝えたのか?

「もっと冷静になること、より多く動くこと、異なるランニングをすること、縦の意識を持つこと、ボールを回して数的優位をつくること。特にサイドの3人が時間的余裕を持てていたので、そこを生かすように伝えた。そのあとに4人のアタッカーとピオを入れて、クロスに対応できる構造をつくったが、クリステンセンとソレが非常に良いパフォーマンスをしていた」

難しい場面では“汚い”プレーも求めたのか?それは選択肢になる?

「そういった状況にどう対応するかを学ぶ必要がある。良いプレーができるときはそうすべきだが、“汚い”プレーをすることも覚えなければならない。我々は開幕戦のあとに悪くなったわけでもないし、今回の敗戦でダメになったわけでもない。まだまだ構築中のチームだ。正しいバランスを見つけ、しっかり取り組んでいく必要がある。シーズンは長い」

初めての“イタリアダービー”を監督として迎える準備は?

「今はそのことを考えたくない。まだ2週間あるし、多くの選手が代表に行く。今回の中断期間が選手たちに少しでも落ち着きをもたらすことを願っている。代表に行って気持ちを切り替えれば、またモチベーションを高めて戻ってこられるはずだ。そのあとユーヴェ戦を迎えるが、いつも通り非常に重要な一戦になる」

キャンプで「もっと予測できないインテルを」と言っていたが、補強後の今のメンバーに満足しているか?

「我々は今いる選手たちと、自分のアイデアをどう実現するかを見つけなければならない。他の選択肢はない。時には余計なパス回しにこだわるよりも、縦に仕掛ける必要がある。簡単ではない。何年も続いてきた習慣を数カ月で変えることはできない。責任は私にあり、常に自分が負う。自分のアイデアを伝える作業、そしてそのスピードをもっと上げていかなければならない。我々には今いる選手たちと共に戦うしかない。そこに刺激を見出す必要がある」

攻撃面での「構築中の状態」はどれほど深刻か?

「今日は少しやりすぎたかもしれない。得点感覚のある選手たちをあらゆる形で試したが、ゴールは奪えなかった。とはいえ、構築中の状態をいつまでも続ける時間はない。まだ第2節だが、我々には高い期待が寄せられている。今日は、選手たちに落ち着きとモチベーションをうまく伝えられなかったかもしれない。その責任も私が取る。しかし、道筋は変わらない。我々はインテルであり、求められるレベルは非常に高い」

今後新戦力をもっと使っていくのか?

「このチームは過去数年で多くの良いものを築いてきた。それを失いたくはない。ただ、プレースタイルにおいて一部の選手が持っている小さな欠点は修正していきたい。今日のように相手がフィジカルに優れ、引いて構えるチームだと簡単にはいかない。ウディネーゼは守備面で非常に良く対応していた。もっと現実的で具体的なプレーをしなければならない。相手が与えてくれるスペースやタイミングに応じて、何が最適かを判断する必要がある」

バレッラのような選手のことを指している?

「個人レベルでは、全員が“今の自分”でベストを尽くすべきだ。今日はどの選手も少し余裕を持ちすぎていて、攻撃のリズムに乗り切れていなかった。私は今いる選手たちのことしか話さないし、市場について語るつもりはない。我々はインテルであり、期待のレベルは他とは違う。今日、チームが最大限の力を出せなかったのであれば、それは常に私の責任だ」

この記事が気に入ったら
フォローしてね!