新生インテルに期待高まる悪童
インテルは25日のセリエA開幕戦でトリノに5-0で勝利し、見事な白星スタートを切った。アントニオ・カッサーノが『Viva el Futbol』に出演し、クリスティアン・キヴ体制のインテルを称賛する一方で、前任のシモーネ・インザーギ監督を強く批判した。
「前から言ってたけど、インテルは本当に強いチームだ。紙の上ではナポリとインテルが一番強い。シーズンが終わる前からインテルは高く評価されてたけど、オレはちょっと叩かれることを覚悟しながら『チャンピオンズリーグを獲っても、シーズンとしては失敗だ』って言ったけど、実際そのとおりになった」
「時間が経つにつれてはっきりしてきたのは、あの監督はチームを去ることしか頭になかったってことだ。もう完全に気持ちは他のところにあって、アラブの金のことばっか考えてた。チームを壊したし、4年間あんなサッカーをやらせてた。周りは素晴らしいカルチョなんて言ってたけど、実際は全然そんなことなかった。ヨーロッパ準優勝監督だけど、遠慮なく言わせてもらう」
「でも今は違う。もちろん選手たちは前から実力あったし、今もそうだ。オレが納得したのは、0-0の状況でも高い位置からガンガンプレッシャーかけてたとこ。インザーギの時みたいに、ボールの後ろに引いて待つようなやり方じゃなくてね」
「トリノ戦ではまず前からプレッシャーかけてて、ときどきマンマークもしてたし、たまにちょっともたつく場面はあったけど、全体的にはアグレッシブだった。トリノが来たときには、すぐに前線にボールを入れて、ラウタロとテュラムがキープして攻め返してた。で、トリノを粉砕したんだよ。本当に納得できる試合だった。でも、別にオレを納得させる必要なんてなかった。ホントはキヴの前にもっと優秀な監督がいて、4連覇してなきゃおかしかったのに、大失敗だった」