トリノに完勝で文句なしのスタートに
インテルは25日に行われたセリエA開幕戦でトリノと対戦し、ホームで5-0の勝利を収めた。
インテルは18分、CKからアレッサンドロ・バストーニの技ありヘディングシュートで先制すると、36分にはペタル・スチッチのスルーパスを受けたマルクス・テュラムが決めて追加点を挙げる。
その後は相手GKイスラエルの好守もあって3点目を奪うのに苦労した。それでも、後半立ち上がりの51分には、相手のバックパスが短くなったところをラウタロ・マルティネスが見逃さず、GKの前で触ってねじ込み、早い時間帯でほぼ勝負を決めた。
62分にはテュラムがこの日2点目。バストーニのアーリークロスに打点の高いヘディングで合わせて4−0。72分には、途中出場の新戦力、アンジェ=ヨアン・ボニーにも移籍後初ゴールが生まれ、5-0で最高のスタートを切った。
インテルの主な採点は以下のとおり。
インテル、トリノ戦の主な採点
アレッサンドロ・バストーニ
FcInterNews:7.5 – 意外な得点者。CKからの展開で鋭い動き出しからヘディングシュートを流し込み先制点を奪う。さらに4-0の場面ではアシストも記録し、チームの大勝に大きく貢献した。
TMW:7 – 序盤はボール保持でやや不安定だったが、その後は持ち味を発揮。見事なヘディングで先制点を奪い、さらに左足からのクロスで4点目を演出。
スポルトメディアセット:7.5 – インテル今季初得点を決め、完璧な守備とアシストで試合を締めくくった。
ペタル・スチッチ
FcInterNews:8 – 先発11人の中で唯一の新加入選手だったが、普遍的な“サッカーの言語”を見せつけた。ドゥンフリースへのクロスを導くワンタッチや、守備でのスライディング、そしてテュラムへのアシストなど攻守に存在感。何度も得点に迫り、堂々の高評価。
TMW:7 – サン・シーロでこれ以上ないデビュー。テンポを上げ、ボールをつなぎ、ボール奪取もこなす。さらにテュラムへのアシストも記録。外す理由が見つからない活躍。
スポルトメディアセット:7 – エレガントかつ無駄のない動きで攻撃を組み立て、テュラムへの絶妙なアシストも披露。現時点でインテルの今夏最高の補強と評される出来。
ラウタロ・マルティネス
FcInterNews:7 – 監督もオーナーも変わるが、攻撃の中心は変わらず。堅実なプレーを続け、相手のバックパスを逃さず詰めて得点を奪った。
TMW:7.5 – ボールを引き寄せ、体を張り、仲間のために起点となるなど攻撃の核として君臨。後半には執念のプレスから滑り込みでゴール。さらにボニーへのラストパスも供給。バロンドール候補にふさわしい働き。
マルクス・テュラム
FcInterNews:7.5 – 序盤に決定機を逃すも、その後スチッチからのパスを決めた。後半立ち上がりにも惜しい場面をつくり、62分には自身2点目となるゴールを決めた。スタンディングオベーションを浴びて交代。
TMW:7.5 – 完璧な動き出しでゴールを決め、さらにパワフルなヘディングで追加点。2得点で圧巻の開幕戦。常にマークされながらも止められなかった。
スポルトメディアセット:8 – エリア内外を問わず止められない存在感。2得点で疑念を払拭し、チームの柱としての地位を確立。
(→67分) アンジェ=ヨアン・ボニー
FcInterNews:6.5 – 出場して間もなくムヒタリャンをゴール前に送り出し、自身も5-0の得点を決めた。短時間ながらインパクト十分。
TMW:7 – 交代出場からわずか5分で得点。得点力不足の評判を自ら覆す見事なデビュー戦。
クリスティアン・キヴ監督
FcInterNews:7.5 – 「過去を変えることはできないが、未来を変えることはできる」というモットー通り、苦い昨季からの再出発。5-0という象徴的な勝利はすべての疑問を解決するわけではないが、大きな一歩となった。
TMW:7.5 – 自身がすべてを勝ち取ったサン・シーロでの監督デビュー戦を5-0で飾る。インザーギ時代よりもアグレッシブで縦に速いインテルを披露。初戦としては期待以上の内容。