2500万ユーロの価値はあるのか
インテルは今夏の移籍市場でRCランスからアンディ・ディウフを獲得した。クラブの希望するフィジカルの強い若手MFの加入だが、フランスでの評判はいまいちなのかもしれない。フランスメディアの報道を『FcInterNews』が取り上げている。
フランス『AllezLens』は、クラブの新任スポーツディレクター、ジャン=ルイ・レカの手腕を称賛する記事を掲載。なかでも、バーゼルから1400万ユーロで獲得したディウフを2500万ユーロで売却した点を高く評価している。
戦力面ではその価値がなかったとの見方が強く、「彼は期待されたレベルに達しなかった。決定力に欠け、技術的なミスも多い。スタッツも振るわず、クラブ内部でも楽観的な見方は次第に冷めていった」と記されている。
その上で「インテルは大胆な賭けに出たと言える。リーグアンで2シーズンを過ごし、2ゴール2アシストという数字しか残していない選手にこの額を投じたのは、現実的にリスクがある。しかも彼は、攻撃面でのインパクトが期待されるボックス・トゥ・ボックス型のミッドフィルダーだ。それに見合うだけの貢献ができるかどうか」と、インテルの判断に疑問符を付けた。
21歳のディウフには、当然伸びしろがある。インテルのスカウト陣の眼力が証明されるのか、それともフランスメディアの評価が現実を突いているのか。今後の活躍が注目される。