キヴは精神面を称賛「8月のタイトルを獲ることには興味がない」
インテルは8日、モナコとプレシーズンマッチで対戦し、2-1で勝利を収めた。
インテルは立ち上がりに失点すると、35分にはハカン・チャルハノールが退場となり、10人で追いかける展開となった。
それでも60分にラウタロ・マルティネスの得点で同点に追いつくと、79分にはアンジェ=ヨアン・ボニーが自陣の高い位置でボールを奪って速攻を仕掛けると、自ら決めきって、インテルが逆転に成功した。
ボニーは試合後、『インテルTV』で次のようにコメントを残している。
「良いゴールだったね。みんなで一緒にプレッシャーをかけて、それがうまくいって、僕がゴールを決めることができた。これからもたくさん決めたい。僕たちは強かったし、10人だったけど、うまく立て直すことができた。チームにとっていいサインだと思う」
クリスティアン・キヴ監督も試合を振り返った。
「8月の試合で、まだ準備段階だし、脚も思うようには動いていないが、いいテストになった。時間がないから試合を重ねていかないといけない。セリエA開幕まであと17日しかない」
「今日の試合では、10人でのプレーにもかかわらず、試合をひっくり返そうとする姿勢や気持ちを持ち帰る。まだフィジカルは万全ではないから、分析は難しいが、走る距離やプレーの量は出せていた。もちろん、ゴール前でのキレや冷静さはまだ足りない。11人のときは最初の20分で決定機を何度もつくれたね」
「現時点での結果はあまり気にしていない。8月のタイトルを獲ることには興味がない。大事なのはチームが自信を持ち、これからに向けてエネルギーを蓄えること。私が率いているのはインテルで、個々にもチームとしても、もっともっと良くなれる力のある選手たちだ。そのことを毎日伝えようとしている」