サンチョの方が財政にはやさしい
インテルは、アデモラ・ルックマンを獲得するのだろうか。選手の行方は分からず、交渉の状況も見えにくくなっている。
『コッリエレ・ディ・ベルガモ』によれば、ルックマンは依然として練習場に姿を見せておらず、ロッカールームには荷物が残ったままだが、現在の所在は不明だという。
クラブから公式な処分は下されていないが、いずれにしても本人はインテルへの移籍を熱望している。ただし、インテルから新たなオファーは届いていないとした。
『スポルトメディアセット』も、インテルの新たなオファーはないとみている。4200万ユーロ+ボーナス300万ユーロから動きはない。ただ、数日中にクラブ間で話し合う予定と伝えた。
『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、インテルがまずアタランタの希望額を聞き出したい構えだと強調した。アタランタはこれまで、インテルのオファーに対して、いくらなら放出するという返答を避けてきたとされる。
インテルとしては明確な要求額が示されれば調整に応じるが、現状ではアタランタに放出の意思がないとも受け取れるため、時間を浪費している可能性もある。まずは真意を把握し、イタリア国内への移籍を許可する可能性があるかを知りたがっている。
ジュゼッペ・マロッタ会長は、アタランタに放出の意思があるのであれば、4500万ユーロ+ボーナス500万ユーロまで引き上げることも検討しているという。
一方で、インテルはルックマン獲得失敗時に備えて、ジェイドン・サンチョをリストアップした模様。サンチョはルックマンより3歳若いうえ、移籍金は2500万ユーロ程度に収まる見込みのため、財政面ではインテルにとってより“手頃”なターゲットと考えられているようだ。