レオーニ獲得より、“インテル版レオーニ”の育成
インテルのジュゼッペ・マロッタ会長が、28日に記者会見を行った。『FcInterNews』などがその様子を伝えている。
インテル会長は、メルカートの話題にも触れた。
アデモラ・ルックマン
「あと1カ月ある。率直に言えば、ルックマンは重要な存在だ。テクニカル部門および監督の意向もあり、彼に注目している。もちろん、我々が初めて注目したわけではなく、彼は全てのスポーツディレクター、イタリアに限らずヨーロッパ中のクラブのリストに載っている選手だと思う。ただ、いずれにしても今はアタランタの選手だ」
「我々はアタランタに対して最大限の敬意を持っているし、何か妨害的な行動をとるつもりはまったくない。ペルカッシファミリー、そして新しいオーナー陣とも非常に良好な関係にある。ルカ・ペルカッシとも少し話をしたが、それは当然の流れの一部だ。目標を高く掲げ、優れた選手を求め続ける姿勢が大切だ。だからこそ、現時点で話せるのはそれくらいだ」
今週はルックマンに集中?
「まあ、そうだと思う。監督とは、戦術に適した柔軟性を持つ選手を一緒に探してきた。ルックマンはこのモデルに合ったプロフィールの選手であることは確かだ。ただ、彼だけではない。ほかにも名前はあるし、今後2、3日以内にはインテルとアタランタの間でのやり取りについて、何らかの結論が出るだろう。もし条件が整い、アタランタが売却の意思を持っているならば、我々としても具体的な交渉に入る可能性がある。逆に条件が整わなければ、別の選択肢を取ることになる」
ジョヴァンニ・レオーニとフランチェスコ・ピオ・エスポジト
「まず、キヴがエスポジトとレオーニの価値を認めたことは正しいと思う。ただし、レオーニはパルマの選手であり、我々は現時点でいかなる交渉も始めていない。彼のような選手は多くのクラブにとって有益だが、我々には今、ほかの優先事項がある。とはいえ、レオーニの才能は評価している」
「一方で、エスポジトはインテルの下部組織出身であり、現時点で最も優れた若手の一人だ。願わくば、我々の中から“インテル版レオーニ”を見つけたい。レオーニの実力を否定するわけではないが、ここ数カ月、メディアの報道がやや過剰だったのではないかとも思う」