合意に向かってプッシュ
インテルは、アタランタのアデモラ・ルックマン獲得に本格的に動いている。24日時点でクラブ間交渉は大きく進展していないものの、移籍成立に向けた空気が徐々に高まりつつある。
アタランタはルックマンの評価額を5000万ユーロに設定。一方のインテルは、現時点で4000万ユーロを提示しており、その差額1000万ユーロをどう埋めるかが焦点となっている。
『コッリエレ・デッラ・セーラ』によれば、インテルはすでにオファーの改善に向けた準備を整えており、オークツリーから条件引き上げの承認も得ているという。これにより、オファーには200万〜300万ユーロの上乗せが可能となった。
ただし、それでもなお金額のギャップは埋まっておらず、今後はルックマン本人の働きかけが交渉のカギを握ると見られている。
ルックマンはこれまでにインテルよりも好条件を提示したナポリの誘いを断っており、インテル移籍に懸ける熱意は相当なものだ。
『スポルトメディアセット』によれば、ルックマンは熱意だけでなく、金銭面でも犠牲を払う覚悟を見せているという。インテルとは本来、年俸450万ユーロで5年契約を結ぶ予定だったが、ルックマンは年俸を350万ユーロまで下げる意思を示し、交渉を後押ししている。
ルックマンは23日、練習場を出る際にアタランタのティフォージから「残ってくれ」と声をかけられ、感極まるシーンもあったとも報じられている。
すでにインテル行きを心に決めている様子のルックマン。両クラブは、この熱意に応える形で取引をまとめることができるだろうか。