2年間の買い戻しオプション付きで決着へ
インテルのアレクサンダル・スタンコビッチは、クラブ・ブルッヘへの移籍が秒読み段階となった。『スカイ』などが21日に報じている。
スタンコビッチは数時間以内にベルギー入りする見通しで、移籍決定は目前に迫っている。
交渉が難航していた最大の理由である取引条件については、最終的にはインテルが2年間の買い戻しオプションを付けたとされる。2026年夏の買い戻しなら2500万ユーロ、2027年夏の買い戻しなら2800万ユーロという条件だ。今夏発生する移籍金は、事前の報道どおり、1000万ユーロとされている。
また、クラブ・ブルッヘが他クラブへスタンコビッチを売却する場合は、移籍金の10%がインテルに支払われる条件だ。
決算上の利益計上は2年後以降
『カルチョ・エ・フィナンツァ』は、2025/26年度の会計において、インテルはスタンコビッチの売却で得た利益を計上できない点を伝えている。
インテルの下部組織で育ったスタンコビッチは、売却額のほぼ全てを売上に計上できるはずだが、イタリアサッカー連盟(FIGC)の財務規則集(NOIF)第102条では、買い戻しオプション付きの取引については、オプション行使かオプション放棄が明示されたタイミングで会計上に記録されることが示されている。