雷鳴轟けど、雨は降らず
ハカン・チャルハノールは、インテルに残ることが決定的になったようだ。『スカイ』や『スポルトメディアセット』が9日に報じた。
この日、インテルはガラタサライの幹部と会談を行い、短い時間で終了した。報道によれば、インテルはチャルハノールの価格が最低で3000万ユーロであることを強調し、値引きの余地はないと通告した。ガラタサライはその回答を聞き、あっさり引き下がった。
もともとガラタサライのアブドゥラ・カブクチュ副会長がイタリアにやってきた最大の目的は、ビクター・オシメンの値引き交渉だった。しかし、最終的にナポリに契約解除条項を支払うことになったため、浮いた予算はなく、チャルハノール獲得に充てる資金は残されていなかったようだ。
今後の争点は、FIFAクラブワールドカップ中に生じた“亀裂”の修復となる。主将ラウタロ・マルティネスとジュゼッペ・マロッタ会長の発言は少なからずチームに影響を与えている。
ただ、チャルハノールはこれまで一度もクラブに移籍を望んでいると懇願したことはなく、インテルへの愛情は確か。その中で、トルコへの“里帰り”に惹かれていたところはあったということも事実だ。再び同じ目標を目指して一致団結できるだろうか。
