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【インテル採点】精彩欠いたフルミネンセ戦、数少ない高評価は?

テュラム復帰は裏目に

インテルは6月30日に行われたFIFAクラブワールドカップ・ラウンド16のフルミネンセ戦に0-2で敗れ、準々決勝進出を逃した。

立ち上がりに失点したあとも動きが重かったインテルは、後半に惜しいチャンスが何度かあったものの追いつくことができず、終了間際に失点し、アメリカを去ることになった。

全体的に低調だった試合で特に目立ったのは誰だったのか。イタリアメディアの選手採点を紹介する。

インテル、フルミネンセ戦の主な採点

ステファン・デ・フライ

FcInterNews:5 – カノのゴールにつながるプレーの発端となるミスを皮切りに、普段見られない不安定なパフォーマンス。さらに決定機を外して同点機を逸した。
TMW:4 – カノのゴール時の位置取りと動きは理解に苦しむ。後半序盤には挽回のチャンスがあったが、それも逃して評価をさらに落とした。

デンゼル・ドゥンフリース

FcInterNews:5 – 1対1の場面で仕掛ける勇気を欠き、止まった状態でボールを受けては予測可能なプレーに終始。空中戦でも貢献できず、フルミネンセに完全に抑え込まれた。
TMW:4.5 – 身体能力を活かして難局を打開してきた過去もあるが、この日は見せ場がなく、ほとんどのプレーで精彩を欠いた。

(→53分) ルイス・エンヒキ

FcInterNews:5 – ドゥンフリースよりは仕掛けを試みたが、相手守備に封じられて有効な突破には至らず。終盤には危険なボールロストでピンチを招いた。

ニコロ・バレッラ

FcInterNews:7 – この日のインテルで唯一、このユニフォームにふさわしいプレーを見せた選手。走り、戦い、すべてのボールを守り、常に視野を確保して正確なパスを供給した。全体的に低調なチームの中で、リスクを冒してでも前に出る姿勢を見せ続けた。惜しむらくは、彼の意図を理解し支える味方が周囲にいなかったことだ。
TMW:6.5 – ディマルコと並び、前半から気持ちを見せた唯一の選手。後半も中盤を支配し、最後まで諦めずにプレーした。

(→53分) ペタル・スチッチ

FcInterNews:6 – 落ち着いたプレーで、必要な場面では身体を張った。チーム全体の出来が低調な中でも、自身の存在感を示した。
TMW:5.5 – 直近の試合では好印象を残したが、今回はあまり目立てず、存在感は限定的だった。

(→53分) バレンティン・カルボーニ

FcInterNews:5.5 – 攻撃で数的優位をつくる役割を期待されたが、プレーが鈍く、好機を活かしきれなかった。
TMW:5 – 若さゆえ責められないが、攻撃時に足を引っ張る場面も。終盤には2失点目につながる場面で対応が遅れた。

マルクス・テュラム

FcInterNews:5 – 髪型を変えて復帰したが、攻撃では無力で動きも単調。コンディションは万全からは程遠く、試合に絡めなかった。
TMW:4 – ケガ明けとはいえ、フィジカルコンディションは最悪。出場自体にも疑問が残る状態だった。

(→66分) セバスティアーノ・エスポジト

FcInterNews:6 – 入ってすぐに柔らかなタッチでチャンスを演出。デ・フライの決定機やラウタロへの見事なアシストもあり、試合にスムーズに馴染んだ。
TMW:6.5 – この日の交代選手の中では最も効果的な存在。ラウタロを活かすプレーでチームにも勢いを与えた。

クリスティアン・キヴ監督

FcInterNews:5.5 – 試合前は準備ができていると語っていたが、前半の内容はその言葉を裏切るものだった。後半は選手交代で流れを変えようとしたが、精度と運の欠如で試合をひっくり返すには至らなかった。
TMW:4.5 – ノックアウトステージ初戦での敗退。特にテュラムの先発起用とそのまま引っ張った判断には疑問が残る。交代策がやや遅れたこともあり、チームの敗退を止められなかった。

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