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キヴを抜てきしたインテルに懐疑的なアダーニ「混乱しているように見えた」

「深いリサーチも、明確なビジョンも見えなかった」

ダニエレ・アダーニがTwitchの『Viva el Futbol』で、インテルの監督人事について批判的意見を述べた。

インテルはUEFAチャンピオンズリーグ決勝後にシモーネ・インザーギ監督が退任し、サウジアラビアへ行った。その後、クリスティアン・キヴを新監督に迎え、FIFAクラブワールドカップに臨んでいる。

かつてインテルでプレーし、現役引退後はインテルの下部組織を率いたキヴは、かつてのチームメートからその適正を高く評価する声が多い。アダーニもキヴの資質を認めているが、インテルの選択には懐疑的で、番組内で次のように語った。

「この選択は理解できなかった。選択というのは本来、明確なビジョンや計画に基づいて行われるべきものだ。プロジェクトからスタートして適した人物を探すか、あるいは監督を決めてその人物を中心に組み立てていくかのどちらかであるべきだ」

「正直に言って、今回の決定は理解できない。キヴの能力は疑っていないし、彼は真面目で有能で情熱もある。インテルの環境にもよく馴染んでいるとは思う。だが私には、論理的で共有されたプロセスが欠けていたように思える。CL決勝後、全てが即興的だったと感じる」

「インテルには、構造的なプロジェクトに入っていけるタイプの監督が必要だった。そのときにフリーだったり引き抜ける人材、例えばデ・ゼルビやセスク・ファブレガスのような中から選ぶべきではない」

「深いリサーチも、明確なビジョンも見えなかった。クラブの幹部たちが優秀で、コストと成果のバランスをうまく取る力があることを知っている。だから、この選択が最終的に功を奏するかもしれない。ただ現時点では、キヴに至るまでの道のりは混乱していたようにしか見えなかった。キヴには情熱もあり、能力もあり、パルマでの経験も良い印象を残していることは分かっているけれどね」

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