ロヴェッラ、エデルソン、リッチ以外にも候補が出てくるのか
インテルは、ハカン・チャルハノールの去就が注目されている。『コッリエレ・デッロ・スポルト』や『トゥットスポルト』は19日、代役候補に言及した。
チャルハノールは現在、ガラタサライへの移籍が連日取り沙汰されている。トルコメディアの間ではすでに選手本人がガラタサライの提示に合意したとも伝えていた。
真偽のほどは不明だが、ガラタサライが移籍を成立させるにはインテルの同意も必要だ。
トルコ側ではチャルハノールの移籍金が1500万ユーロ程度とされているが、『コッリエレ・デッロ・スポルト』は4000万ユーロ以上とし、『トゥットスポルト』も2500万〜3000万ユーロとみている。
移籍金1500万ユーロでインテルが放出しない理由は、後釜探しにもつながる。
有力な後継候補とされるニコロ・ロヴェッラには、ラツィオとの契約解除金として5000万ユーロが設定されており、この金額での獲得にオークツリーがゴーサインを出す可能性は低いと見られている。ジュゼッペ・マロッタ会長はロヴェッラを高く評価しており、実際に交渉が進んだ場合は取引の一部としてクリスティアン・アスラニを差し出すことも検討しているというが、すべてはまだ仮定の話だ。
仮にFIFAクラブワールドカップ後にアレッサンドロ・バストーニやニコロ・バレッラに巨額オファーが届き、放出されることになれば状況は変わる可能性もあるが、現時点では現実的ではない。
『コッリエレ』はそのほかに、エデルソン(アタランタ)、サムエレ・リッチ(トリノ)を候補に挙げているが、誰を獲得するにしても安くはない。
『トゥットスポルト』は、チャルハノール放出の場合、クリスティアン・キヴ監督は中盤の底にレジスタタイプではなく、よりフィジカルタイプの選手を獲得したいという意向だと伝えた。
これが事実であれば、戦術そのものに大きな変化が生じる可能性があるが、まずはチャルハノールの放出が本当に進展するかどうかを見極める必要があるだろう。