いまごろは居なかったかもしれない大器
インテルのバレンティン・カルボーニは、FIFAクラブワールドカップで運命が変わるのだろうか。クリスティアン・キヴ監督のもとでのアピールが注目されている。
カルボーニは昨年夏に完全移籍オプション付きのレンタルでマルセイユに加入したが、2024年10月、アルゼンチン代表招集中に左ひざ前十字じん帯断裂の重傷を負った。そのため、予定を早めてインテルに復帰してリハビリを続け、クラブワールドカップのメンバーとしてチームに帯同している。
もちろん、ケガによる長期離脱は選手キャリアに影を落とすものだが、インテルにとっては“運命の好転”になる可能性もある。
あのケガがなければ、カルボーニはすでにマルセイユへの完全移籍が決まっていたかもしれない。だが、現在はまた異なる選択肢が浮上しており、フランコ・マスタントゥオーノをレアル・マドリーに放出したリーベル・プレートが後釜として獲得に興味を持っていると報じられている。
ただ、インテルで続けるという未来も否定できない。キヴ新監督体制でアピールに成功すれば、2025/26シーズンの構想に含まれる可能性はある。オークツリーは若手を育てて価値を高めることに注力しているため、カルボーニの大器を簡単には手放さないと予想される。
まずはクラブワールドカップでどれほどの存在感を示せるかが、カルボーニの将来を左右することになりそうだ。