戦争の影響でイランから出国できず
今季でインテルと別れることが濃厚と言われるメフディ・タレミは、FIFAクラブワールドカップに参加できないままクラブを去る可能性が高まっている。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が14日に伝えた。
昨年夏に加入したタレミは、期待されたほどの決定力を発揮できないままシーズンを終えた。その後、イラン代表での日程をこなしたあとでクラブワールドカップに参加するためアメリカでチームに合流する予定だったが、イランとイスラエルの戦争により、タレミは出国が困難な状況にある。
同紙によると、インテルは在イタリアのイラン当局と連絡を取り、選手が出国できるように可能性を模索したが、移動のリスクは高く、すぐにイランを離れるのはほぼ不可能とのこと。そのため、インテルでの最後の舞台となるものとみられていたクラブワールドカップ出場が難しくなっている。
なお、タレミ本人は安全な場所に身を置いており、選手本人に直接的な危険はないとみられている。