移籍金は1400万ユーロ＋200万ユーロ
インテルは4日、ディナモ・ザグレブからペタル・スチッチを完全移籍で獲得したことを正式に発表した。取引の詳細を『カルチョ・エ・フィナンツァ』が伝えている。
以前からインテル加入が確実になっていたクロアチア代表のスチッチを獲得するため、インテルは移籍金1400万ユーロを支払う。さらに最大200万ユーロのボーナスが設定されているほか、将来放出時に売却益の一部をディナモ・ザグレブに支払うこと条件となっている。
選手本人の手取り年俸は150万ユーロ。成長令による税制優遇措置はもはや適用されないため、インテルの税引き前の年俸は約278万ユーロに達する。
スチッチのファーストインタビュー
『インテルTV』でスチッチがコメントを残した。
君のキャリアにとってどんな意味がある？
「僕にとってインテルはヨーロッパでも有数のクラブの一つ。ここでプレーするチャンスが来たとき、全く迷いはなかった。どうしてもここに来たかったし、僕にとっては本当に大きなチャンスだ。このクラブがどれほど格式ある存在か、何を意味しているかはよくわかっているし、ここに来られて本当にうれしい」
ディナモ・ザグレブではファビオ・カンナヴァーロが監督だった時期がある。イタリアのカルチョについてどんなことを聞いた？
「リーグのこと、このクラブのことだね。それにイタリアやミラノについてもすごく良い話をしてくれた。とても良い会話ができたよ」
君は「ボックス・トゥ・ボックス」タイプで、右でも左でもプレーできる非常にユーティリティ性の高いタイプ。自分の強みはどこにあると思う？
「自分のことをあまり話すのは好きじゃないけれど、僕はチームのためにプレーするのが好きな選手だ。できるだけ仲間を助けたいし、そのために全力を尽くしたい。ここに来られて本当にうれしいし、早くプレーを始めたい」
インテルの中盤はチームの心臓部とも言える。ここに長くいる経験豊富な選手たちから何を学べると思う？
「すごく多くのことを学べると思っている。このクラブには経験豊富でレベルの高い選手たちがいて、何年もチャンピオンズリーグでプレーしてきたし、ワールドカップやEURO、コパ・アメリカでも戦ってきた。その経験は本物だし、きっと僕の助けになる。個人的には戦術的な面でも、守備でも攻撃でももっと成長できると思っている。完璧な選手なんていないし、毎日成長を目指すべきだ。僕もそのために努力するつもりだよ」
インテルにはこれまでクロアチア人の選手が多く活躍してきた。コバチッチや、最近ではペリシッチやブロゾビッチもいた。自分と重なる部分はある？
「もちろんある。ここに来る前に彼らと話をしたけれど、このクラブがどれほど素晴らしいか、どれだけの歴史があるかを教えてくれたし、たくさんのポジティブな話をしてくれた。だから僕にとっては迷いのない選択だった。みんな僕の新しい挑戦を応援してくれて、とてもありがたかった」
インテルにとってティフォージの存在は欠かせない。君自身をどう紹介したい？
「それは分からないけど、さっきも言った通り、自分のできる限りのことをしてチームを助けたい。ピッチではすべてを出し切るし、このクラブのために全力を尽くす。それが僕にできることで、サポーターのみんなが僕に期待してくれていることだと思うんだ」
