2025/26シーズン開幕戦で出場停止の可能性
インテルのフランチェスコ・アチェルビは、6月のイタリア代表に招集されていた。しかし、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝でパリ・サンジェルマン(PSG)に敗れた後、これを辞退することを表明して話題になっている。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が2日、ルールの詳細を伝えた。
アチェルビは今回の辞退について「一歩退く」という言い回しを用いたが、事前の意見交換で招集に応じる意思を示していたとされる。アチェルビの言葉はルチアーノ・スパレッティ監督に対する批判ともとれるだけに、単に別の選手を呼べば済むという話ではないだろう。
同紙は、イタリアサッカー連盟(FIGC)の規定を記した。
第76条第2項には「正当かつ証明された理由なく、代表活動への参加を拒否した選手は、自クラブの公式戦において出場停止処分を受けることがある。その場合、連盟会長、リーグ会長、青少年・学校活動部門の会長、各委員会および部門の会長が、当該選手および(関与がある場合は)クラブを所管の懲戒機関に通報し、処分の是非を判断させる権限を持つ」とある。
そして、同第3項には「招集に応じなかった選手は、所属クラブの次の公式戦に出場できない」と明記されているという。
ただし、この処分が適用されるのは、イタリア国内限定のため、いずれにしてもFIFAクラブワールドカップには影響しない。アチェルビに出場停止処分が下された場合、2025/26シーズンのセリエA開幕戦に出場できないことになる見込みだ。