監督の続投を信じるマロッタ
インテルのジュゼッペ・マロッタ会長が26日、『スカイ』のインタビューに応じた。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝やシモーネ・インザーギ監督の去就など、さまざまな話題に言及した。
過去3年で2度目のCL決勝進出。今の心境は?
「間違いなくポジティブな感情で、3年のうち2回もイタリアサッカーを代表してこの舞台に立てることに大きな誇りを感じている。強いグループとクラブがあってこそで、我々にはその資格がある。今回は、主役を演じるという意識を持って臨みたい。イスタンブールでの経験が我々にとって大きな糧になったし、この2年でさらに自信とモチベーションが高まった。良い試合ができると楽観している」
あなた個人としては、CLだけがまだ手にしていないタイトル。今回が4度目の決勝だが、何か変わるだろうか。
「願わくばそうあってほしい。でないと、さすがに縁起を担ぎたくもなってしまう。普段はそんなことを考えないが、さすがにそろそろ意識してしまう。これが4回目、インテルでは2回目の決勝だ。特に会長という立場で、このキャリアの集大成として大きなタイトルを手にできれば、私にとっては計り知れない喜びになる」
セリエAの終わり方には少し悔しさも。あと一歩が足りなかった理由は?
「ナポリを全体として評価すべきだが、一番の理由は、我々は彼らより19試合も多く戦っていることだ。これはリーグ戦1周分に相当する試合数で、チームの精神的にも肉体的にも、明らかな影響があった」
「それについて誰かを責めるつもりも、言い訳をするつもりもない。ただ、選手たち、監督、そしてクラブには心から感謝したい。これはインテリスタ全体の気持ちを代弁していると思う。バルセロナ戦のような、伝説的な夜を体験させてくれた」
インザーギ監督は「条件が整えば一緒に続ける」と話した。その“条件”とはどういう意味なのか?
「監督として当然の考えだと思う。クラブから何を言ってもらえるのか、聞きたいと思うのは自然なことだ。我々もそれに応える準備はできているし、何度もそう話してきた。今は全員がこの歴史的な一戦に集中しているが、その後で話し合うつもりだ。私自身は楽観的だ。インザーギとの関係は非常に良好で、まだサイクルは終わっていない。良い関係が続いているし、このまま進んでいけることを願っている」