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ダルミアン「実力でたどり着いた決勝。夢がすぐそこまできている」

リラックスを重視しながら調整するインテルのベテランDF

UEFAチャンピオンズリーグ決勝のパリ・サンジェルマン(PSG)戦に向けて、インテルがトレーニングに励んでいる。マッテオ・ダルミアンが26日に記者会見を行い、報道陣の質問に答えた。

イスタンブールでの経験が、PSGとの対戦で違いを生むと思う?

「今週は、これから待っている感情を胸に刻みながら過ごすつもりだ。チャンピオンズリーグの決勝を戦えるなんて本当に特別なことだ。2年前にその舞台を経験して、僕たちには足りなかった自信を得ることができた。これからの数日を、難しい試合に向けて最善の準備をしながら、一つひとつ細かいところまでこだわって過ごしていく。すごく大事なことだからね」

相手は幅を使った攻撃やカウンターが得意な強敵だ。ラインを低く保つことがどれだけ重要になる?

「PSGは前線だけでなく全体としても非常に強いチームだ。すでにフランスではすべてを勝ち取っている。すごくバランスが取れていて、組織もしっかりしていて、個々の選手の質も高い。僕たちは守備に注意を払わないといけないけど、それはDFだけの仕事ではなく、チーム全体で守備に取り組まないといけない。そして、自分たちのサッカーをして、欲しい結果を手に入れないといけないね」

あなたやチームにとって、この最後の一戦をどのように受け止めている?

「決勝に毎年行けるわけではないし、本当に大事な試合だということはみんな分かっている。でも、必要なのは集中と緊張感だけではなく、ある程度リラックスすることも大事だ。僕たちは最高の準備をするし、この一週間をポジティブに過ごしたい。そうすれば、何か特別なことが起きるはずだ」

両チームの平均年齢の違いはどれくらい影響すると思う?

「それがどれだけ関係あるかは分からない。若くて経験のある強いチームと戦うことになるけど、僕たちにもいいプレーをするための力がある」

2年前はベテラン勢にとって最後のチャンスだと言われていたけど、もう一度チャンスが来るとは思っていた?

「いや、こんな大きな舞台に再び立てるとは思っていなかった。もちろん、インテルのようなクラブでプレーしている以上、目指すのは常にトロフィーを勝ち取ることだし、それを目標にここまでやってきた。チームとして成長を重ねて、しっかり実力で決勝までたどり着いた。僕にとってはもしかしたら最後のチャンスかもしれない。だからこそ、しっかりこの時間を楽しんで、勝てるように願っている」

アクラフ・ハキミについての思い出や、彼の成長についてどう思う?

「ハキミについては、クラブの関係者もティフォージも、みんな良い思い出があると思う。スクデットを取ったあのシーズンで本当に素晴らしい活躍をしてくれたし、いい選手であり、素晴らしい人間でもある。それはPSGでも証明している。土曜日は彼が喜ぶことがないように願っているけど、これからの彼のキャリアには心からエールを送りたいね」

シモーネ・インザーギ監督の指導について、人間性と技術の両面からどう感じている?

「ミステルは素晴らしい指導者だし、この数年間で本当に素晴らしい関係性が築かれた。これは僕個人だけじゃなく、チーム全体が感じていることだ。選手とスタッフの間に生まれた絆は大きな違いを生んでいる。ミステルは素晴らしい指導者であると同時に、人としても偉大だ」

2年前は夢のような雰囲気があったが、今回は責任感の方が強い?

「どちらも必要だと思う。大きな責任感を持ってこの試合に挑まないといけないし、その重みも分かっている。その一方で、気持ちの余裕も欠かせないと思う。ここまでの道のりは素晴らしいもので、決勝にたどり着いたのは完全に実力によるものだ。チャンピオンズリーグ初戦から、僕たちは重要なチームであることを示してきた。だからこそ、この試合も緊張感、集中、そして気楽さを持って臨むべきだ」

2023年の決勝から、インテルはどう変わった?

「2年前は、負けはしたけど本当に大きな学びになった。僕たちは自分たちが強くて成熟したチームだということに気づくことができたし、それを昨季、そして今季と証明してきた。この成長が、今回の決勝へと僕たちを導いてくれた。夢がすぐそこまで来ているし、それを現実にしたい」

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