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スチッチ「インテルにふさわしい選手と信じている」 移籍のきっかけとなった一本の電話は?

ディナモ・ザグレブでの日程が終了した期待の新戦力

インテルは今夏、ディナモ・ザグレブからペタル・スチッチが加入する。2024/25シーズンの最終戦でゴールを決めたものの、リーグ制覇にはあと一歩届かず、悔しい気持ちを抱えたまま新しい挑戦に旅立つことになった。

ディナモ・ザグレブでの戦いを終えて、スチッチは次のように語った。

「今日は僕にとっても家族にとってもこみ上げるものがある試合だった。タイトルを獲れずに残念だけど、(優勝した)リエカにはおめでとうと言いたい」

「インテルへ行くことにはワクワクしている。インテルでの挑戦に向けて、自分を最も成長させてくれたクラブがあるとすれば、それはディナモだ。僕は、自分がインテルにふさわしい選手だと信じているよ」

スチッチは「ブロゾビッチ2.0」

また、クロアチア『Sportske Novosti』では、代理人のミロスラフ・ビチャニッチが移籍の舞台裏を語った。『FcInterNews』が取り上げている。

「私からアウジリオに連絡を取り、『ディナモにすごい選手がいる』と伝えた。“次なるブロゾビッチ”、あるいは“ブロゾビッチ2.0”として、より洗練されたデジタル版のブロゾビッチだと紹介したよ。それが全ての始まりだった」

「昨年9月のことだ。そのあと、インテルのスカウトがディナモ・ザグレブのチャンピオンズリーグの試合をチェックし、そこで彼は見事なフェイントからのループシュートを決めた。そこから関心が続き、インテルが本気だったのは明らかだった。私がインテル側の仲介役として交渉にかかわった。全てうまくいってうれしいよ」

ブロゾビッチの元代理人は、スチッチの特長を詳しく説明した。

「彼には現代サッカー選手に求められるすべての特徴が備わっている。勝者のメンタリティ、落ち着き、身体能力、ブロゾビッチよりも上だ。さらに、誠実でまじめな人間性を備え、自らの資質を実行に移す男だ。若く、謙虚で控えめ。キャリアのために自己犠牲をいとわず、ひたむきに働き、最高のレベルに到達しようとしている。才能があっても道を誤った選手たちとは違う。ペタルは、自分のポジションで世界一になると決めている」

また、シモーネ・インザーギ監督のシステムにもフィットすると主張した。

「彼は複数のポジションをこなせる多才な選手で、インザーギのシステムにもすぐ馴染むだろう。レギュラーをつかむのに時間はかからないはずだ。インテルには優れた中盤選手がそろっている。バレッラ、ムヒタリャン、ジエリンスキ、フラッテージ……、みんなも良い選手だが、私は心配していない」

「重要なのは、これらの選手たちが非常に賢く選ばれているということにある。マロッタ会長とアウジリオは、わずか1億3000万ユーロで世界レベルのチームをつくり上げた。レアル・マドリーやバルセロナのようなクラブが一人の選手にかける額と同等だ。彼らはメディア評価やマーケティングではなく、純粋にサッカーの知識で選手を見極めている」

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