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カペッロ「インテルは2022年より悲惨」「ナポリはゼロではなかった」

スクデット争いの決定打を語る名将

2024/25シーズンのセリエAは、インテルとの接戦を制したナポリが2年ぶり4度目の優勝を果たした。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』の中で、ファビオ・カペッロが勝者を称え、次のように語った。

コンテは「ゼロからではなかった」

「奇跡とまでは言わないが、間違いなく偉業だ。アントニオ・コンテはナポリにスクデットを一発で取り戻した。何より選手たちのメンタル面での素晴らしい働きがあったからこそだ」

「昨季のナポリがひどい一年を過ごしたのは事実だが、2023年にはスパレッティの下でカンピオナートを支配していたことを忘れてはならない。その意味で、コンテがゼロから始めたわけではない。何カ月も“ゼロからの再出発”だと言われてきたが、実際には、迷走していたチームに明確な方向性と新たな刺激を与えることに成功したのだ。自分がアッリーゴ・サッキの後にミランに来たときにも似たようなことがあったよ」

「ライバルの助けもあった」

カペッロはナポリのメンタリティに賛辞を送りつつ、本来の力を見せられなかった優勝候補にも触れた。

「決定的だったのは、コンテのメンタリティだった。彼は選手たちに諦めさせなかった。その上で、ライバルたちの助けもあったのは否定できない」

「ミランとユヴェントスは早い段階で優勝争いから脱落したし、アタランタも本気で競り合うにはあと一歩足りなかった」

「そしてインテルは……。まあ、率直に言えば、スクデットを自ら手放してしまった。2022年にミランの後塵を拝したときよりも、今回はもっと酷い。当時はミランが6連勝で締めくくったから、最終盤での逆転の余地を与えなかった。でも今回は違う。インザーギのチームは、リードを無駄にした。イースター前にはインテルが勝ち点3差をつけていたことを忘れてはいけない。さらにナポリがパルマで足踏みした際にも、ラツィオ戦でそのチャンスを生かせなかった。本当に致命的だった」

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