FIFAワールドカップのあとは未定?
インテルは、ニコ・パス獲得の可能性が消えたのだろうか。『コッリエレ・デッロ・スポルト』が22日、まだチャンスは残っているかもしれないと記している。
今季コモで活躍したニコ・パスは、ここ数日の報道によれば、コモ残留でもインテル移籍でもなく、買い戻しオプションを行使するレアル・マドリーへの復帰が濃厚となっている。
しかし、同紙はまだイタリアでプレーを続ける可能性もあると指摘した。
レアル・マドリーは、6月のFIFAクラブワールドカップに連れて行くためにニコ・パスを買い戻す意向を固めたとされる。ただし、900万ユーロの買い戻しオプション発動は7月1日以降のため、コモは1100万ユーロ程度で早期のオプション発動を受け入れるとみている。
これは、インテルにとってはむしろ好都合と見る向きもある。というのも、コモはニコ・パスの市場価値を5000万ユーロ程度に設定しているようで、インテルにとっては交渉相手がレアル・マドリーよりもコモの方が厄介だからだ。
クラブワールドカップ後にレアル・マドリーがニコ・パスをチームに残すかは依然として不透明で、再びレンタル移籍に出す可能性も取り沙汰されている。
そうなったとき、再びコモが獲得に動く可能性もあり得るが、インテルも争奪戦に乗り出す準備はあるはず。ハビエル・サネッティ副会長はニコ・パスの父、パブロ・パスと長年の友情があり、選手本人とも個人的な付き合いを続けてきただけに、まだ完全に撤退というわけではないかもしれない。