しかし、抗議よりもまずは“いま”に集中
インテルはセリエA第37節ラツィオ戦を引き分けで終え、逆転優勝の可能性は低くなった。『レプッブリカ』は21日、クラブ内の様子を伝えている。
インテルのシモーネ・インザーギ監督とジュゼッペ・マロッタ会長は、「審判とVARの判断によってシーズンを台無しにされた」という見解で一致しているという。
そのため、マロッタ会長は次のイタリアサッカー連盟(FIGC)の理事会でこの問題に言及し、強く抗議をする構えだという。
しかし、“現場”はいまに集中している。インザーギ監督は20日の練習でチームに対して「プレーをしよう。ほかのことは考えるな」と声をかけたという。
ラツィオ戦後には判定への不満で大荒れだったとされるインテル指揮官だが、その感情は脇に置いて、自分たちができることに集中しているようだ。
まずは23日の最終節コモ戦。31日にはUEFAチャンピオンズリーグ決勝のパリ・サンジェルマン戦もある。一度週末の怒りを忘れて、インテルはベストを尽くすことができるだろうか。