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ビセックのハンドによるPKは妥当だったのか? レッチェ戦との比較が波紋

インテリスタは当然不満

インテルは18日、セリエA第37節でラツィオと対戦し、2-2で引き分けた。この一戦では、ダニエレ・キッフィ主審のジャッジにも注目が集まっている。

インテルにとって納得がいかないのは、2-1で迎えた試合終盤のPKだ。ヤン・ビセックのハンドでラツィオにPKが与えられ、これをペドロに決められた。インテルはこのPKで勝ち点2を失い、首位浮上のチャンスを逃し、逆転優勝の可能性は一段と厳しくなった。

身体の後ろで手を組んでいたビセックだが、ボールに反応して肘がわずかに動いたことが、故意と見なされた可能性がある。しかし、ここで話題となっているのが、1月に行われたレッチェ戦のシーンだ。ラウタロ・マルティネスに対応したフェデリコ・バスキロットが同じように腕を身体の後ろで組んだ状態でハンドをしたとき、リヴィオ・マリネッリ主審もVAR担当もハンドを取らなかった。

ファブリツィオ・ビアシン記者は『カナレ5』の番組で「レッチェ対インテルで同じようなシーンがあったがPKは取られなかった。だから、今回取られることについて私は怒りを覚える」とコメントした。

元審判の説明

『DAZNイタリア』の審判解説であるルカ・マレッリは、このシーンについて次のように説明した。

「こうした場面は試合中に判別するのが非常に難しい。実際、キッフィも見逃していた。ビセックの腕は身体に密着しておらず、少し開いていた。また、意図的ではないにしても、ボールに対する反応として本能的な動きがあったため、VARが介入した」

判定の是非を巡っては引き続き議論が続きそうだが、終盤戦の微細なジャッジがスクデット争いに与える影響は決して小さくない。

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