ユヴェントスがCL出場に前進、残留争いも熾烈
18日にセリエA第37節の9試合が一斉開催となった。
ナポリ取りこぼすも、インテルも…
ナポリとインテルの優勝争いは決着が付かなかった。
インテルは前半終了間際にヤン・ビセックのゴールで先制したが、72分に同点に追いつかれた。その後、デンゼル・ドゥンフリースのヘディングシュートで勝ち越しに成功したが、終盤にビセックが自陣ペナルティーエリア内でのハンドを取られてPKを献上。これをペドロに決められ、2-2で引き分けた。
ナポリは敵地でパルマとドロー。特に終了間際にはPKかと疑われる場面があり、VARチェックに長い時間がかかったが、最終的に直前のナポリのボール奪取の段階でファウルがあったというジャッジでPKにはならず。
ナポリとインテルの勝ち点差1は変わらず最終節を迎えることになり、優勝決定プレーオフの日程も含めて注目を集めることになる。
UEFAチャンピオンズリーグ出場権争い
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いでは、前節終了時点で4位ユヴェントスがウディネーゼに勝利し、勝ち点を67に伸ばした。同5位のラツィオはインテルとドローで勝ち点65。ミランに3−1で勝利したローマが勝ち点を66に伸ばして5位に浮上した。ボローニャとミランは敗戦でCL出場権争いから脱落した。
フィオレンティーナに抜かれたミランは、6位ラツィオとの勝ち点差が5となり、来季ヨーロッパリーグ(EL)出場権を逃すことも確定した。
残留争い
残留争いはヴェネツィアに3-0で快勝したカリアリが残留を決めた。ヴェネツィアは19位転落で、最終節はユヴェントスという厳しい状況となっている。
レッチェはトリノに1-0で勝ち、最終節を前に17位に浮上。エンポリはすでに降格が決まっているモンツァに先制を許して冷や汗をかいたが、後半の3得点で無事に逆転勝利を収めた。
エラス・ヴェローナはコモとドローで残留を決められず。ただ、降格圏と勝ち点3差がある状況で、残留に近づく勝ち点1獲得と言える。