盛大なサプライズパーティーに豪華ゲスト
インテル元会長のマッシモ・モラッティが、80歳の誕生日を迎えた。名物会長に寵愛された一人、アルバロ・レコバが『コッリエレ・デッラ・セーラ』のインタビューで当時のエピソードを語った。
「最後にイタリアに行ったとき、本当に感動したんだ。会長のオフィスに行ったら、デスクの後ろの壁に僕のユニフォームが飾ってあった。本当に2人目の父のような存在だよ」
「ウルグアイにいたときは、グランデ・インテルのオーナーの後継者として、手の届かない存在だった。実際に初めて会ったのは、ミラノに来てから何週間も経ってからのことだ。僕は人見知りだし、自分からグイグイってことはできない。それがかえって彼に響いたのかもね」
それからレコバはプレーで会長を魅了した。
「ピネティーナに来ると、会長は決まって僕のところにきて、まるで父親が子どもに対してするようにハグをしてくれる。ほかのチームメートにはちょっと気まずい気持ちもあったよ(笑)。会長はすぐに僕の心に入り込んだ。頻繁に連絡を取るし、いまでもたまにアドバイスを求めたりするよ」
1999年1月、出場機会が少なかったレコバはヴェネツィアにレンタルされた。
「僕があまり出ていないことを会長はつらく思っていた。そこで、ベッペ・マロッタ(当時のヴェネツィアSDで現インテル会長)に連絡し、その上で僕を安心させてくれた。『楽しんできなさい、そして、必ずインテルに戻ってくるんだよ』って言って送り出してくれた」
「試合の後はいつも連絡をくれて、ゴールを喜んでくれた。シーズン終盤にヴェネツィアがインテルに勝ったときでもだよ」
サプライズパーティー
この日、レッコにあるモラッティ家の邸宅では、子どもたちが計画したサプライズパーティーが行われた。レコバに加えて、ロナウドやクリスティアン・ヴィエリなど、モラッティ時代のインテルの元選手を中心に100人を超えるゲストが出席した。
現インテルからは、ハビエル・サネッティ副会長はもちろん、ジュゼッペ・マロッタ会長、ピエロ・アウジリオSDらも出席。マルコ・マテラッツィ、アンドレア・ピルロらも会長の誕生日を祝福した。元インテルのズラタン・イブラヒモビッチやセルジオ・コンセイソンにも招待は届いていたが、今回は辞退したとされている。