CL決勝を控えるインテル、ナポリとのスクデットレースはいつに?
実際に開催されるかは分からないが、セリエA優勝決定戦(プレーオフ)のスケジュールが注目を集めている。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が15日に取り上げた。
第36節を終えた時点でナポリが首位に立っており、勝ち点1差でインテルが追う白熱の展開となっている。セリエAでは最終節終了時点で勝ち点が並んだ場合、優勝決定戦を実施する規定となっており、リーグはその日程調整に頭を悩ませている。
前倒しか、CL決勝前か
もし、今週末のセリエA第37節でナポリの優勝が決まらなかった場合、最終節を22日(木)に前倒しする案が出ている。しかし、ナポリ対カリアリ、コモ対インテルの各クラブが同意しなければ日程の変更はできない。さらに、カリアリに降格の可能性が残る場合、同じ目標を争うクラブは同時刻開催しなければいけないため、残留争いに関わる全試合の前倒し開催が必要となり、調整は一層困難になる。
『ガゼッタ』によれば、優勝決定戦は27日(火)開催になる可能性があるという。ただしこの日程は、31日にPSGとのUEFAチャンピオンズリーグ決勝を控えるインテルにとって到底受け入れられるものではなく、実現性は低いと見られている。
仮に25日にプレーオフが開催されることになった場合、規定上はサン・シーロでの開催となるが、治安上の理由でローマ開催がほぼ確実とのこと。ただ、その日はラツィオ対レッチェのセリエA最終節もあり、こちらも調整しなければいけない。レッチェは降格圏に低迷しており、残留争い中の全クラブの調整が必要になる。
CL決勝後というのも事実上不可能。FIFAワールドカップ予選やFIFAクラブワールドカップ開催が控えているため、6月の開催も困難な状況だ。
最終的な判断は第37節終了後の19日にレーガの会議で決断が下される予定。プレーオフ開催の可能性が残っていたら、日程は大混乱になりそうだ。