「ハートで戦った。この決勝進出に値する」
インテルは6日、UEFAチャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグでバルセロナをホームに迎え、延長戦の末に2試合合計7−6で勝利を収めた。シモーネ・インザーギ監督が試合後の会見と『スカイ』で残したコメントを『FcInterNews』が伝えた。
偉業を成し遂げた
「まずはバルセロナを称えたい。本当に強いチームだった。今回のようなスーパーパフォーマンスをしたインテルでなければ、決勝にはたどり着けなかった。選手たちに大きな拍手を送りたい。僕は彼らの監督であることを誇りに思っているし、彼らは持っているものをすべて出し切ってくれた。交代で入った選手たちも素晴らしかったし、レベルを高く保ち、タイミングよく流れを変えてくれた。選手たちはこの勝利をティフォージの前で存分に楽しんでいいと思う」
インテルは一度も怖がらなかった、称賛に値する。
「自分たちの武器とクオリティで勝負しようとした。バルセロナのことはわかっていたし、ファーストレグの後でやるべきことはすべて明確だった。ただ、全員の犠牲なしには達成できなかった。プレーした選手たちは心を込めて戦ったね。この決勝進出に値すると思う」
前半の完璧な戦術、後半の逆転、クラブへの愛、そして交代選手の活躍。批判に耐えてきたあなた自身もこれを勝ち取った功労者
「一つ付け加えたい。ヤマルの話題はたくさん出ているが、私はフレンキー・デ・ヨングという別の並外れた選手を見た。彼にはヤマルと同じくらい感銘を受けた。常に良いポジションを取り、守備を助け、ボールを綺麗に処理する。私は世界中の誰とでも自分の選手を交換する気はないが、彼には感銘を受けた。センセーショナルだった」
キャリアで一番幸せな夜?
「とても幸せだ。フラッテージは最終調整ができず、少し問題を抱えていた。それでも痛み止めを飲んでプレーし、決定的な働きをしてくれた。彼に限らず、ラウタロやドゥンフリース…、ケガで苦しんだ欠かせない選手たちがいる。みんな歯を食いしばって頑張った。これはクラブ、ティフォージ、そしていつも支えてくれる家族と分かち合う最高の夜だ」
今起きていることは夢を超えている?
「小さい頃の夢はプロサッカー選手になることだった。それをセリエAと代表で実現し、兄と一緒にプレーもできた。これ以上望むことはなかった。監督としてここまで来られたのはラツィオとインテルの選手たちのおかげだ。彼らは今夜、極限の状況で素晴らしかった。4試合、すべて素晴らしい内容だった。多くの人に予想されなかったが、やり遂げたんだ」
イスタンブールの決勝では格下扱いだったが、今回は違う。何が変わったのか
「我々は成長した。ただ、誤解されたくないのは、称賛は選手たちのものだということだ。彼らの歩んできた道は驚異的だ。決勝の相手はアーセナルかPSGという大きなクラブになる。でも、質問の意図は理解している。我々は今、欧州で最高の2クラブを倒したところだからだ」
アチェルビのゴール前、何を思った?
「フランチェスコの直感だった。誰も後ろに下がれとは言っていない。仮にあのゴールがなくても、私の評価は極めてポジティブだった。我々は感動的な戦いをしてきた」
試合を変えたのは控え選手たちだった?
「バルセロナ戦の前にも話した。厳しい週を過ごした後で、ここまで来られたのはグループ全体のおかげだとね。控え組がいてこそ、今がある。全大会で出場時間を分け合ってきた。インテルはスクデットかチャンピオンズリーグかを選んだことはない。常に全てを戦う。それを否定する人はナンセンスなことを言っている。コッパ・イタリアでは敗退したが、カンピオナートでは最後まで全力を尽くさなければならない」
PSGとアーセナル、どちらと戦いたい?
「どちらも偉大なクラブで、名将が率いている。アーセナルとは厳しいグループステージで対戦した。どちらでも構わない」