ホームのファンにインテルDFが求めることは?
インテルは6日、UEFAチャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグでバルセロナと対戦する。アレッサンドロ・バストーニが試合前日会見に臨んだ。
インテルは110%出し切る必要がある
「そうだね。僕たちはチャンピオンズリーグ優勝まであと2試合だし、110%どころか200%出し切るつもりだ。準決勝を戦っていることをちゃんと自覚している。毎シーズン経験できるものではないし、外から見たら当たり前に見えるかもしれないけれどね。とにかく試合が楽しみだし、情熱も自信もあって、早く明日の夜になってほしい」
ファーストレグから何を学んだ?
「たくさん映像は見てきたけれど、実際に戦ってみるとすごく学べることが多かった。ファーストレグの経験をしっかり生かしたい。僕たちはいくつかのパスミスをしてしまって、チャンスをつくれた場面を逃したけれど、まだまだ改善できる部分があると思っている」
心の声は何と言っている?
「これまでの道のりに誇りを感じている。たくさんの試合をこなしてきたし、僕たちは支えてくれる人たちを喜ばせたい。毎日僕たちがどれだけのものを注いでいるかが外から伝わっていないのは少し残念だ。しばらくオフの日もなかったし、みんなで頑張りたいという気持ちが強い。大変な1週間だったけれど、このチームには感謝しかないよ」
ティフォージに伝えたいことは?
「相手はバルセロナだから、明日はすごく苦しい時間帯があると思う。ファーストレグと同じようにね。そんなときに必要なのは、ネラッズーリの人たち全員の後押しだ。ピッチ上では11対11だけれど、ティフォージの後押しが必要だ。僕たちは冷静さを保って、ベストな判断をしなければいけない」
チャンピオンズリーグ優勝を意識している?
「さっきも言ったけれど、あと2試合で優勝というところまできた。僕たちは欧州14位の収益規模で、シーズン最初は誰もこうなると予想していなかった。とても誇りに思っているし、このクラブを代表できるのは僕にとって名誉なことだよ」
2つの異なる哲学の対決になる。ディフェンスの経験値は重要になる?
「相手にはノビノビと躍動感のあるプレーがあって、僕たちには経験がある。持てる限りの精神的・肉体的な力を出し切るつもりだ。ファーストレグを通じてバルセロナのことをしっかりつかめたから、彼らを困らせたいと思っている」
インテルはチャンピオンズリーグを優先してきたという話があるが?
「ミステルが『チャンピオンズリーグにだけ集中しろ』なんて言ったことは一度もない。だからその話はまったく違う。シーズン中の調子の波はどのチームにもある。でもカンピオナートで首位と20ポイントも離されているわけではないし、僕たちはチャンピオンズリーグの準決勝にも来ている」
ラウタロ・マルティネスのようなカピターノの存在はどれくらい重要か?
「個の力だけではヨーロッパのトップ4には届かない。僕たち全員で力を合わせてこそ、強みを発揮できる。ラウタロはフィジカルでもメンタルでも僕たちのリーダーだ。彼が特別に鼓舞しているというより、大きな試合には独特の緊張感がある。でも振り返れば、こういう試合に出ることがみんなの夢だったはず。僕はその時間を楽しんで、感情に身を任せようと思っている」
バルセロナでは主審のマルチニアクに「マドリディスタ」という声が出ている。彼についてどう思う?イタリアでは判定で損をしたと感じることはある?
「マルチニアクは何度も笛を吹いてくれたけれど、結果に関係なく僕は彼を評価している。話が通じるし、落ち着いていて好きなタイプの審判だ。イタリアではリーグが不正だったとは思わない。結局ピッチが真実を語ってくれる」
パヴァールはすでに多くの実績があるのに、ここでさらに成長している。
「彼がチャンピオンズリーグ通算42勝まで届くといいな。それは僕たちが優勝したということだからね。彼は大きな経験を与えてくれている。チャンピオンズリーグもワールドカップも勝ってきたし、僕が説明するまでもない選手だ。早く戻ってきて、また僕たちの助けになってほしいね」