ナポリとの勝ち点差を維持
インテルは3日、セリエA第35節でエラス・ヴェローナと対戦し、1−0で勝利を収めた。UEFAチャンピオンズリーグ準決勝ファーストレグのバルセロナ戦から先発を10人入れ替えたインテルは、クリスティアン・アスラニのPKで手にしたリードを維持し、同日の試合で勝利した首位ナポリとの勝ち点3差をキープした。イタリアメディアの選手採点を紹介する。
インテル、エラス・ヴェローナ戦の主な採点
クリスティアン・アスラニ
FcInterNews:6.5 – チャルハノールの代役としてPKを落ち着いて決めて試合を動かした。前半終了間際には遠めの距離からのシュートで沸かせ、アシスト未遂の場面もつくるなど、多彩な働きを見せた。
TMW:7 – PKを冷静に決め、試合を落ち着かせた。ロングシュートは惜しくも決まらず2点目は逃したが、試合全体を安定したリズムで支配した。
ダヴィデ・フラッテージ
FcInterNews:6 – 試合の流れに埋もれてしまう場面が多く、特に組み立てでは持ち味を発揮できなかった。だが、オフ・ザ・ボールの動きでは高い評価を受けており、18分にはアルナウトビッチがコレアにパスを選ばなければ得点機があったかもしれない。珍しく守備でもボール奪取に貢献した。
TMW:5.5 – 自身をアピールするチャンスだったが存在感を出せず。影が薄かった。
ニコラ・ザレフスキ
FcInterNews:6.5 – 10分のサイド突破とシュートで最初の拍手を浴び、その後もアルナウトビッチへのクロスなど好プレーを披露。ボールを持つと攻撃の可能性を感じさせる数少ない存在だった。
TMW:6.5 – 左右両サイドで切れ味を見せ、ドリブルで観客を楽しませた。単調な試合に一筋の新鮮さを加えた。
マルコ・アルナウトビッチ
FcInterNews:6 – 6分のプレーでPKを誘発し貢献。ポストプレーやコンビネーションでは光る場面もあったが、決定的な場面では精度を欠いた。
TMW:5.5 – コレアへのパスでPKを生んだが、それ以外ではボールや味方と噛み合わない場面が目立った。ヘディングの決定力も不足。
ホアキン・コレア
FcInterNews:5.5 – 中盤まで下がって組み立てに参加するも、攻撃の流れをつくれず。チャンスメイクに徹しすぎ、積極性を欠いた。55分には緩慢な縦パスで好機を逸した。
TMW:5 – 前半戦のヴェローナ戦の活躍が嘘のような低調さ。決定的カウンターでアルナウトビッチへの短いパスが致命的だった。
マッシミリアーノ・ファリース
(※ベンチ入り禁止のシモーネ・インザーギ監督の代役)
FcInterNews:6 – 重要な試合を前に控え組を率いるという難しい役割だったが、早い時間の得点で試合を落ち着かせ、穏やかな夜を過ごした。
TMW:6.5 – 実に10人を入れ替える大胆ターンオーバーが功を奏し、控え組で勝利。バルセロナ戦を見据えた采配は成功といえる。