3-3に手応えと悔しさが入り交じるインテル指揮官
インテルは4月30日に行われるUEFAチャンピオンズリーグ準決勝ファーストレグでバルセロナと対戦し、敵地で3−3と引き分けた。シモーネ・インザーギ監督が試合後の会見と『PrimeVide』で残したコメントを『FcInterNews』が伝えた。
3-3という結果。疲れ、満足、悔しさ、どの感情が強いか
「世界で今一番強いチームを相手に、素晴らしい試合ができたという点ではとても満足している。ただ、2点リードのあとに追いつかれ、取り消されたゴールについては……。私にはいまだに理由が分からない。そこにはやはり悔しさもある」
その取り消されたゴール、いま見返してみる?
「いや、やめておくよ……。こういう判定が勝敗を左右することもある。でも選手たちへの気持ちは変わらない。みんな素晴らしかったね」
2点目のあと、インテルはやや引いた。後半からまた積極的になったが、ハーフタイムには何を伝えた?
「いくつか修正を加えた。相手には、ここ8〜9年で見たことのないような選手がいたからね。ヤマルには本当に苦しめられた。トリプルマークでも足りなかった。スペースが空いてしまうから、我々は一度ラインを下げざるを得なかった。後半は彼の勢いも少し落ちて、我々は非常にクオリティの高いプレーができたと思う」
「ラミンは50年に一度の才能だと思っている。実際に生で見るのは初めてだったが、圧倒されるような選手だ」
ケガ明けのマルクス・テュラムとデンゼル・ドゥンフリースが活躍
「後半は本当によく戦ったし、勝利してもおかしくなかった。準決勝という舞台でこれだけやれるのは誇りに思う。選手たちには心から拍手を送りたい」
「テュラムは昨日、シュートなしの練習だった。リスクがあったからね。ドゥンフリースはローマ戦で25分だけのプレーだったし、どれほどこの2人が我々にとって大きい存在かは分かっている。その中で、ベンチから出てきた選手たちがしっかり貢献してくれたのも大きかった」
セカンドレグでは後半のようにワントップの形もあり得る?
「タレミのプレーは見事だった。こういう試合でよくやってくれた。
試合終盤にワントップに切り替えたのは、テュラムが限界だったからだ」
バルセロナ戦を見据えて、ヴェローナ戦のメンバーはどうする?
「ベストな形で臨むつもりだ。明日の朝ミラノに戻って、その翌日には前泊だ。ただ、9カ月間、ずっとこういうサイクルでやってきた。ケガ人が出てしまっているが、それでも諦めない。ヴェローナ戦でも全力を尽くす」