大一番に燃えるインテルのカピターノ
インテルのラウタロ・マルティネスが29日、UEFAチャンピオンズリーグ準決勝ファーストレグのバルセロナ戦に向けた前日会見や『インテルTV』でコメントを残した。
大一番へのモチベーション
「こういう試合は本当に大きなエネルギーを与えてくれる。チャンピオンズリーグの準決勝をインテルでまた戦えることが、本当にうれしいし、ワクワクしている。この3年間で2回もここまで来られたのは、僕たちにとっても、チームにとっても、インテルというクラブにとってもものすごく大きなことだ」
バルセロナは得点力が高いが、脆さを見せる場面もある
「ここ数日はローマ戦でかなりエネルギーを使ったから、まずは回復に努めた。ただ同時に、攻撃も守備も含めてこの試合の準備はしっかりやってきた。自分たちがやるべきこと、彼らの良さ、そしてどうやって守備ラインを崩すかも分析してきた。冷静に、落ち着いて、チャンスを待つ必要がある。僕たちは良い準備ができている」
リオネル・メッシはいないが、ラミン・ヤマルがいる。比較はできるか?
「比較はしないよ。僕にとってメッシは史上最強の選手だ。ヤマルも素晴らしい選手で、クラブでも代表でも大きなタイトルを手にしている。将来性がある、本当に素晴らしい選手だと思う」
最近の不調の原因は?
「ここまで素晴らしい仕事をしてきた。3連敗するなんて、僕たちには長いことなかったことだし、正直とても悔しい。慣れていないことだからこそ、余計にそう感じるんだ。でも、グループは一つになっている。それが大事なことで、明日の試合に向けて準備はできている」
チームメートにはどんな言葉をかけるか?
「団結が必要だ。負けると一番苦しむのは僕たち自身だし、それは受け入れられない。ロッカールームではお互いにしっかりと話をした。内容は外に出さないが、仲間たちも理解している。明日は全力を尽くす」
15年前のインテルは闘志で勝った。それについては?
「それは絶対に欠いてはいけない。どの試合も同じではないけど、全力を出すという姿勢だけは常に必要だ。準備は万全だし、エネルギーも回復できた。最後の調整をして、明日は強い気持ちで臨む」
過去にここでプレーした時と比べて、今のラウタロはどう違う?
「年をとったよ(笑)。でも、今の僕はこのバルセロナと正しい方法で戦いたいと思っている。仲間と一緒に、しっかり準備してきた。こういう試合に臨めることにワクワクしている」
明日への一番の自信は?
「仲間の練習ぶりを見ているからこそ、自信がある。このグループはとても良い状態にある。確かに、3連敗なんて僕たちには異常なことだったし、苦しかった。でも、その中でしっかりと準備してきた。全員がこの状況を変えようとしているのが分かる。それが大事なことだし、スタッフも良い環境を整えてくれているんだ」
マルクス・テュラムの復帰はどれほど重要か
「マルクスは僕たちにとってとても大事な選手だ。彼が戻ってきてくれてうれしいし、出場できる状態になった。でも、まだ先発かどうかは分からない。どちらにせよ、彼は大きく成長した選手で、僕たちを助けてくれるはずだ」
勝利すれば個人タイトルにも近づくのでは?
「個人の賞は、チームとして勝っていれば自然とついてくるものだ。僕が考えているのは、ティフォージや家族を喜ばせること。それが一番大事だと思っている。賞はあくまで結果として付いてくるもので、僕にとって大切なのはチーム全体だ。もし個人賞を受け取ることになったら、それはチームのおかげだと思う」