ローマに敗れ首位陥落も、問題の根本を見つめるインテル指揮官
インテルは27日に行われたセリエA第34節でローマに敗れた。試合後にシモーネ・インザーギ監督が『DAZNイタリア』や『Rai』、記者会見で残したコメントを『FcInterNews』が伝えた。
【インテル採点】好調ローマに屈して3連敗…。精彩を欠いたのは?
今日の敗戦は痛い
「今日、我々は痛みを伴う試合に敗れた。しかし、これもまたカルチョだ。前半はもっと良いプレーをしなければならなかった。後半は持てるものすべてをピッチに出したが、試合を左右するような局面で報われなかった」
最後のひと押しが足りなかった
「その通りだ。ローマの最初のゴールは偶然のリバウンドから生まれた。私が”エピソード”という言葉を使うときは、こういう場面のことを指している。とはいえ、ローマはここサン・シーロに素晴らしい試合をしに来たので、彼らの功績を否定するつもりはない」
なぜ前半はうまくいかなかったのか
「もちろん、相手のレベルもある。ローマは17試合無敗で来ていたチームだ。それに加えて、我々自身もプレッシャーのかけ方や判断において、冷静さを欠いていた」
チーム全体が苦しんでいるように見えた
「今はフィジカル的にもメンタル的にもエネルギーを回復させることに集中しなければならない。今このタイミングでPKや日程、スローインについて語るのは適切ではないと思う。それを言い訳にするのは、監督としては簡単なことだ。何かがエネルギーや集中力の面で足りなかった。これから48時間で回復し、チャンピオンズリーグ準決勝に向けて全力を尽くす」
スクデット争いにおける大きなつまずきか?
「まさにそうだ。しかし、まだ4試合残っているし、終わりまでにはまだ道のりがある。我々はバルセロナとのホーム&アウェーを含め、自信を持って戦っていく。今、我々は3連敗中だ。こんなことは今までなかった。しかしこれがカルチョだ。我々はうまく立ち直らなければならない」
エネルギーを回復させるには何が必要か? テュラムは間に合うか
「分からない。すべてが必要だ。休息も、リカバリーも。今、何が足りなかったかを話すのは適切ではない。日程については分かった上で受け入れた。我々の選手たちはすべてを出し切ってくれているし、私は彼らに常に感謝している」
2年前と似たような状況に楽観的になれる要素はあるか?
「そうだね。昨日のバルセロナ戦を見なくても、どれだけのチームと対戦するかは分かっていた。2年前は3つの大会を同時に戦っていたわけではなかった。今回はバルセロナ戦を終えたらすぐに帰国し、48時間後にはヴェローナ戦だ。自信を持って進んでいきたい。欠場している選手たちも回復できることを願っている」
短期間でチームをひとつにまとめるには?
「後半のチームはひとつになっていた。我々が最初からやるべきだった試合をしていた。試合を早い段階で振り出しに戻していれば、サッカーの試合はすべて予測不能になる。偉大なチームと対戦するのだから、リスペクトを持ちつつも、恐れずにチーム一丸で戦わなければならない」
最近の試合で審判に関して納得いかないことがあるか?
「それについて話すのはあまりに簡単だ。我々は、そういったこととは別に、なぜこういうことが起きるのかをしっかり理解することに集中しなければならない」