「ボローニャの地で悪夢の記憶がよみがえる」
インテルは20日、セリエA第33節でボローニャと対戦し、0−1で敗れた。終了間際の失点で勝ち点1すら逃し、前日の試合で勝利を収めたナポリに勝ち点で並ばれた。
ボローニャ戦のイタリアメディアの選手採点を紹介する。
インテル、ボローニャ戦の主な採点
フランチェスコ・アチェルビ
FcInterNews:6.5 – ケインのようなスター選手との対戦を経た彼にとって、若きダリンガとのマッチアップは「練習」のようにも見えたが、実際にはフィジカルと勢いで何度か苦しめられた。それでも経験に勝るアチェルビは全体として対応。スピードのあるエンドイやドミンゲスに対しては苦戦する場面もあったが、最後まで集中を切らさず体を張った。
TMW:5.5 – ケインよりもダリンガの方がマークしづらいのか? エンドイの侵入に対応しきれず、普段の安定感に少し綻びが見られた。
(→64分) フェデリコ・ディマルコ
FcInterNews:5.5 – 出場後は左サイドで攻撃の厚みを加え、ホルムに対するプレスも見せたが、最後はオルソリーニの決勝バイシクルをただ見送る形に。
TMW:5 – 攻撃面では一定の勢いをもたらしたが、オルソリーニへの対応は甘く、あまりにも自由を与えてしまった。
(→87分) ヤン・ビセック
FcInterNews:5 – 試合にうまく入れず、カンビアーギへの対応に後れを取り、オルソリーニのバイシクルの起点となるプレー。
TMW:5 – スローインに対して中途半端にヘッドで失点を招く形に。
カルロス・アウグスト
FcInterNews:6.5 – 試合序盤にヘディングでのゴールを狙うがわずかに枠外。その後右膝を痛めたかに見えたがすぐに回復。ゾマーのロングボールに高い位置で応え、ポストプレーで貢献。バストーニ交代後は左のCBにも対応し、攻守で奮闘。
TMW:6 – 膝のトラブルでヒヤリとさせたが、フル出場。自身のサイドは相手の攻撃も多く、忙しい試合となった。
ホアキン・コレア
FcInterNews:5.5 – 中盤と前線のつなぎ役を期待されたが、高い位置でのパス回しに関わる機会は少なかった。後半の序盤にシュートチャンスを得るも、枠を大きく外す。ボールへのアプローチも弱く、影が薄い。
TMW:5 – イースターの穏やかさだけが目立つような、覇気のないパフォーマンス。全体的に存在感を欠いた。
(→69分) メフディ・タレミ
FcInterNews:5.5 – 出場時間は短かったが、コレアより明確に良いというわけではなかった。ラウタロのファウルがなければ、決定機を外した責任を問われたかもしれない。
TMW:5 – 批判的な声もありそうな消極的なプレー。連係も乏しく、チームに溶け込めていない印象。
ラウタロ・マルティネス
FcInterNews:6 – 試合序盤にラヴァーリア相手にループ気味のシュートを放つも、CKに逃れられる。その後はルクミの厳しいマークに苦しみながらも、起点としての役割を果たす。後半はロングボール頼みの展開となり、影響力を失う。
TMW:6 – 開始直後の一発が唯一の見せ場に。多くの守備的タスクをこなすが、決定機を得られず、自らも生み出せなかった。
シモーネ・インザーギ監督
FcInterNews:5.5 – 試合終了間際の守備の緩みで勝ち点を落とし、苦いイースターに。難しいアウェー戦と分かっていながら、チームの姿勢には「勝ちに行く」という気概が欠けていた。後半は改善されたが、相手を上回るほどではなかった。ナポリとの差がなくなる。
TMW:5.5 – 痛恨の敗戦。ボローニャという地で、再び悪夢のような記憶がよみがえる。コンテのような失点のされ方を再現し、嫌な記録に並んでしまった。チームは相手のリズムに苦しみ続けた。