かつての所属クラブに思いを馳せる
20日にセリエA第33節のボローニャ対インテルが行われる。両クラブでプレー経験があるガビ・ムディンガイが『Derbyderbyderby.it』でコメントを残している。
古巣同士の対戦
「特別だね。ボローニャでは何年もプレーして、良い結果も残した。インテルでは不運だった。アキレス腱の大ケガで1年半も離脱してしまった。でも、それでも心の中には両方のクラブがある。この試合で、ほぼシーズンの行方が決まるだろう。最後まで激しい戦いになると思う」
インテルではディエゴ・ミリートやハビエル・サネッティのようなカンピオーネたちとプレーしていた。3冠後、雰囲気はどうだった?
「インテルから声がかかれば、断れない。それだけで光栄なことだね。でも、あの時期は難しかった。チームのサイクルが終わった印象があって、多くの選手が出て行こうとしていた。不確かさがあったんだ」
「1月まではユヴェントスの後ろで2位だったけど、その後に9人ものケガ人が出て、そこからすべてが変わった。最終的には9位で終わって、インテルにとっては失敗だった。でも、更衣室には本物のカンピオーネたちがいて、彼らと一緒に過ごせたのは本当に名誉だったよ」
当時のチームの誰かと今でも関係は続いている?
「うん、多くの選手とね。カッサーノとは今でも連絡を取っているし、サネッティともそうだ。みんなとずっと良い関係だった。よく一緒に夕食に行ったりして、良いグループだった。グループが健全だと、やっぱりそれは感じられるものだよ」
今のインテルはチャンピオンズリーグの準決勝にいる。チャンスはあると思う?
「ある。今のインテルは、プレースタイルも選手層も含めて、ヨーロッパのトップクラブのひとつだ。確かに残っているのは強豪ばかりだけど、インテルはどんな相手とも戦えることを証明している。今のインテルはしっかりとした現実になっていて、イタリア国外のチームにも恐れられている」
セリエAの最終順位、あなたの予想するトップ4は?
「うーん。インテルがスクデットだ。ナポリが2位、ボローニャが3位——。彼らがチャンピオンズリーグに出るのを見たいからね。そして4位はユヴェントスかアタランタのどちらかだ。僕の理想の順位で言えば、インテルが1位、ボローニャが2位、ラツィオが3位、トリノが4位だね」