シモーネ・インザーギ監督の功績を称えるレジェンド
インテルはUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝でバイエルン・ミュンヘンを下して準決勝進出を果たした。かつて両クラブに関わったレジェンド、ローター・マテウスがドイツ『Sky』で振り返っている。『FcInterNews』がその内容を取り上げた。
バイエルンは個々でインテルより上
「ここ数年に起きた様々な出来事を踏まえれば、バイエルンがチャンピオンズリーグや3冠を勝ち取れるとは誰も思っていなかっただろう。むしろ、早期に姿を消したビッグクラブも多い。レアル・マドリー、マンチェスター・シティ、リヴァプールはどこに行った? その中で、バイエルンはインテル戦でヨーロッパ屈指の強豪であることを証明してみせた」
「バイエルンは、個々のレベルでインテルより優れている。ニャブリやコマンのような選手がベンチスタートだった。最近よく弱体化したと言われているが、そういう見方は正しくない」
インテルの勝因は?
「インテルは4年間、同じ監督(シモーネ・インザーギ)のもとでチームが一緒にプレーしてきた。その継続性と安定感こそが、最後の差になった」
ヴァンサン・コンパニに賛辞
「彼からバイエルンの精神が戻ってきた感覚を受けた。もちろん、いくつかのミスはあったし、ファーストレグでトーマス・ミュラーを先発させるべきだったかもしれない。だが、それは後からなら何とでも言える話だ」
「今回の敗因は、決定機を生かしきれなかったことに尽きる。そこは修正すべき点だが、コンパニがチームを掌握していないとか、戦術がないという批判は的外れだ。彼には素晴らしいプランがあり、それはとても創造的なものだった。最初の頃、誰も彼がここまでやれるとは思っていなかった。彼はチームをまとめ直し、再び楽しいサッカーをさせた。過去1年半、あるいは2年間には見られなかったことだ」
【インテル採点】バイエルン撃破! ラウタロ&パヴァール以外にも高評価多数
●コンパニ「インテルは強い、彼らの質が出た。またこういった試合がしたい」
●ミュラー「インテルを祝福。優勝のチャンスはある」