バイエルン・ミュンヘン戦に集中するインテル指揮官
インテルは16日に行われるUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝セカンドレグでバイエルン・ミュンヘンと対戦する。シモーネ・インザーギ監督が試合前日会見で意気込みを語った。
ファーストレグで最も苦しんだのがサイドへのプレッシャーだったが、明日はどう対応する?
「バイエルンは素晴らしいチームだし、監督は現役時代から尊敬していた。今は監督としてもとても優秀だと思う。チームに良い原則を与えていて、プレスも強く、才能ある選手がそろっている。我々は技術的にうまくプレーして、できるだけボールを保持する必要がある。明日はもっと難しい試合になるだろう。相手のプレスは非常に強力だろうからね」
フェデリコ・ディマルコらのコンディションは?
「昨日は問題なかった。カルロス・アウグスト、ザレフスキ、フラッテージもカリアリ戦後に多少の問題があったが、回復している。ドゥンフリースとジエリンスキはまだ離脱中で、コレアはリスト外だ。それ以外の選手は基本的に全員使えると思う」
まだチームは厳しい状況か、それともスパートをかけられる状態か?
「それは試合ごとに変わる。48〜72時間ごとに試合がある中で、対応は簡単ではない。明日にでもドゥンフリースとジエリンスキが戻ってくれればいいが、アタランタ戦では14人しかいなかった状況からは改善してきた。とはいえ、彼ら2人には戻ってきてほしい。試合が多すぎて、ケガの有無でなく、自分の判断で選手を選びたいからね。もちろん、ほかのチームと同様に我々も困難は抱えてきた。ただ、それは今季の非常にタフなチャンピオンズリーグの影響もある。8つの異なる相手との準備、1月まで突破が決まらなかったことなどが影響している」
コンテは“神経戦”という言葉を使っていた
「ムヒタリャンが疲労についてよく答えていた。確かに今季は疲れるシーズンだが、4日ごとに試合をすることでかえって助けになる面もある。この新しいチャンピオンズリーグ形式が、新たなエネルギーを与えてくれた。昨季は11月にすでに突破していたけど、今季は1月29日までかかった。その分の疲労はあるが、満足感もある。このまま続けていきたい。相手は予算や年俸の面ではなく、選手と監督のクオリティの高さで強敵だ」
ファーストレグから見える課題は?
「選手たちは本当によくやってくれた。ただ、試合を分析するとなれば、ボールを持っていない時にもっとアグレッシブになれた場面や、相手のプレスをかいくぐった後にもっと決定的なアクションを起こせた場面もあった。明日はその点を改善できればいいと思う」
では、インテルがやってはいけないことは?
「結果や過去の対戦成績を意識してはいけない。バイエルンとの過去は決して良いものばかりではなかった。選手たちは成熟しているし、何をすべきかを理解している。相手は素晴らしいチームだからリスペクトは必要だが、集中力を保てば素晴らしい試合ができる」
PKの練習はした?
「ホーム&アウェーの試合ではいつもやっている。交代枠も5つあるから、さらに注意している」
トーマス・ミュラーがスタメンの可能性があるようだが…
「ファーストレグで得点したし、ドルトムント戦でも良い試合をしていた。バイエルンがどういうチームかはわかっている。サネが出場停止だったが、ニャブリやコマンがいる。才能があってアグレッシブな選手ばかりだ」
契約延長は?
「私はインテルでとても幸せだし、それがどんな決断をするにも一番大事な基準になる。でも、チャンピオンズリーグ前日の今、未来やカンピオナートの話をするのは適切じゃない。ここで満足しているし、クラブともとても良い関係を築けている。シーズンが終わったら、落ち着いて話し合うつもりだよ」