バイエルン戦に燃えるインテルのベテランMF
インテルは16日に行われるUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝セカンドレグでバイエルン・ミュンヘンと対戦する。ヘンリク・ムヒタリャンが試合前日会見と『インテルTV』で意気込みを語った。
インテルは非常に良いムード。何かが起こる予感はある？
「もちろん大きなチャンスだと思っている。でも僕たちは明日のことだけを考えないといけない。相手はとても強いチームだし、難しい試合になる。ミステルはこのチームを4年前につくり始めて、僕は3年前からここにいる。彼がやってきたことはクラブにとってとても大きなことだ。僕たちはこの雰囲気づくりにも貢献してきたし、シーズン最初に掲げた目標のために戦っている。勝つために全力を尽くすし、最後に決勝に行けるかどうかがわかるはずだ」
ファーストレグの勝利で喜びすぎと言われていたが…
「誰だって好きなことを言えるよ。でも僕たちは自分たちが何をしてきたかをわかっている。ファーストレグの後に祝ったりはしていない。ただ、勝てたことがうれしかっただけさ。僕たちは自分たちに集中したい。ほかの人がいろいろ言っていても、僕たちは聞かないようにしている。カルチョの世界はそういうものだからね」
ビッグタイトルを取る最後のチャンスになるかもしれない？
「そうだね。もしかすると最後のチャンスになるかもしれない。明日、やれるかどうか見てみよう」
あなたのキャリアの中で最も過酷なシーズン？
「最も難しいシーズンの一つだと思う。まだ4月半ばで、3つの大会を戦っているからね。でも、すべての目標に向かって戦えるのは本当に楽しい。この瞬間を迎えられてとてもうれしいよ。もう二度とこういう経験はできないかもしれないから。あと1〜2年プレーできるかもしれないし、このシーズンで引退するかもしれない。でも今ここで、このクラブでプレーして、目標を達成しようとしていることにとても満足している」
アドレナリンは疲労を忘れさせてくれる？
「そうだね。3日おきに試合をするのはむしろうれしいことだ。すべての大会で戦うことは大きな力とモチベーションになる。毎試合を決勝戦のように、最後の試合だと思って戦っている」
最も警戒している選手はマイケル・オリーセ？
「彼はとても強い。でも彼だけじゃない、チーム全体が強い。オリーセは印象的だった。クリスタル・パレス時代から注目していたし、速いし、今すごく良いプレーをしている。ファーストレグのように彼に自由にやらせてはいけない」
1〜2年前と比べて、今のインテルはより明確なアイデンティティを持っているように見える。イスタンブールまで行ったあの道のりと比べて、今はチームとして何か一つ上の段階にいると感じる？
「もちろん、あの決勝から多くのものを積み上げてきた。その経験から本当にたくさんのことを学んだ。でも、それをピッチの上で証明しないといけない。僕たちにはこういう試合に勝って、自分たちの夢をつかむ力がある。シーズンの最初からずっとその話をしてきた。明日の試合を待ち望んでいるし、みんな気持ちは高まっている。自分も試合に出て、素晴らしいプレーができたらと思っている」
こういう夜に、インテルが特別なチームだと感じる理由は？
「僕が着ているこのユニフォーム、ティフォージ、仲間たち、すべてがそう感じさせてくれる。こういう夜は選手にとって記憶に残るし、歴史に残る。明日は何の後悔も残さず、素晴らしい試合をして、全員で誇りを持てるようにしたい」
